闘牛を買いつけ、伝説の入社式を作り上げた超強運のスゴい人!
ある時は元大馬主フサイチファミリーの馬の買い付け番長。
事業主の右腕となり、会社運営の危機も強気で乗り切り・・・
ある時は社長命令により、たった一人で見知らぬ土地メキシコで闘牛12頭を買い付け、入社式で闘牛を開催、伝説を作り上げた。
様々な武勇伝を誇りF1名門チームWILLIUMSのゴルフクラブの日本上陸の立役者。
波乱万丈、ドラマティックな人生を超前向きに生きる女性が登場。
さあ・・・関口由加里様の登場です!
「不退転」
日本初の技術系アウトソーシング企業を設立した義父、関口房朗から
帝王学を叩き込まれました。「できません、無理です」は一切通用しない。
ある日、突然の社長命令。
「入社式で、闘牛やらんか。あんた、メキシコ行って闘牛買ってきて。大人6頭・子供6頭ね。」
ユニークな入社式で社員を楽しませてあげたいという社長の計らいです。
“NO”はありませんので、早速たった一人でスペイン、メキシコへ渡り、見知らぬ街で無理やり大富豪と交渉し杯を交わし、闘牛12頭を買いつけ。
ある時、新卒者を1,300人採用という大規模拡張を試みましたが、営業戦略が計画通り進まず、社員の給与を払えないという事態に直面しました。前途洋々たる若者を自宅待機にしなくてはならない苦しさ。会社を信用してきた若者を裏切ってしまったのがとても辛かった。
馬主だった義父の馬や資産を売り、景気がよくなるまでなんとか食いつなぎました。1年半もの間、役員全員給与が止まりました。そんな最中に私が買付けた競走馬、フサイチペガサスがケンタッキーダービーで優勝したのです。5億6千万で買った馬が、優勝し80億で売れ、危機を逃れました。
(実は、もう一度、このクラスの優勝馬を誕生させると心に決めています。)
元々何も無いところから会社を2つ上場させた義父をずっと見ていて思います。心が折れそうになっても、ゼロからでもやり直せる自信がある。
仲間がいて、健康だったら何でもできる。大切なのはやっぱり人。だから、食事や仕事のオファーも利益の有無で決めず、できるだけ受けます。
相手を思いやり、相手の為に振舞い、そうやってできた仲間が全ての始まり。強い繋がりがある人は自分が華やかな世界にいようとも、そうでなくても見てくれていることに気がつきました。
これが自分の原動力になります。
人の縁から、物事が始まり、意地と根性で努力を続ければ・・・
ゼロからでも必ず挽回できるのです。
2011-01-18
取材:山縣かほり
タグ:ビジネス
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