アームレスリングを始めて18歳で県大会で優勝。
その後、全日本アームレスリング選手権で9回優勝し、日本人で初めてヘビー級の世界チャンピオンに輝いた。
順風満帆な選手生活を送る中で選手生命を脅かす程の大ケガを負ってしまった。
130kgもあった握力が、子供並の10kgさえも出なくなってしまった。
医者も諦めてしまい、師匠やトレーナーにも復帰は絶望的と言われたが劇的なカムバックを果たした!どのようにして挫折を乗り越えたのか?
さあ・・・鉄腕ジム、金井義信様の登場です!
「アームレスリングに懸ける想い」
強さへの憧れがもともとあり、15歳の頃シルヴェスター・スタローンの映画、オーバー・ザ・トップを見てアームレスリングの世界へ引き込まれていきました。
腕相撲では地元の中で一番強いと自負していたので、18歳で兵庫県大会に出場したところ、優勝することができました。
その後順調に全日本アームレスリング選手権で優勝し、ヘビー級世界選手権も2連覇できました。
そんな順風満帆だった選手生活でしたが、2010年 ラスベガスの試合で、開始1秒で上腕二頭筋腱を断裂。
骨が折れるよりも酷い状態で手首も曲がらず130kgもあった握力が、子供並の10kgさえも出なくなりました。
師匠やトレーナーにももう復帰は絶望的だからレフト(左腕の選手)へ転向しろと言われました。
しかし不思議と自分だけは終わった気がしなかったのです。
先は全く見えなくて何の保証もないけれど、「何もしなければ、何も変わらない」と思いすぐに結果を求めず、リハビリに集中しました。
来る日も来る日もこれでダメなら仕方無いと言うほどベストを尽くしました。
諦めず努力を続けられたのは、アームレスリングが純粋に好きだったからだと思います。
骨に筋肉を縛る手術も行い再び試合に出ることができるようになりました。
私はケガをする前は、これ以上強くならないだろうと少し限界を感じていて、引退も考えていました。
しかし、今回のケガによって周りの人に感謝し、アドバイスに耳を傾けるようになりました。
以前より、肉体的にも、精神的にも強くなったと思います。
実際に、復帰戦でもなんと優勝することができました。
今だから言えるのですが、ケガや失敗も自分に起こる出来事には必ず何か意味があるのだと思います。
皆さんも自分のペースでいいし、立ち止まってもいいし、80%のチカラでもいいから、自分で決めた事を続けて欲しいです。継続は力なりですよ!
タグ:アスリート