2001年の香港プロジェクトを皮切りに、ニューヨーク、ロンドン、上海など海外へも活躍の場を広げ、世界で活躍するデザイナーが本日登場する!
彼がこれまでに手がけた物件の数は500以上。
インテリアのみならず、幅広い創作活動を行っており、The International Hotel and Property Awards 2011、China Best Design Hotels Award Best Popular Designerなど多数の受賞歴を持つ。
2013年には、デビューからこれまでに手がけた物件をまとめた自身初の物件集「GLAMOROUS PHILOSOPHY NO.1」が、パルコ出版より発売された。
なぜ、ここまで人を魅了するデザインを生み出せるのか?
さあ・・・デザイナー 森田恭通様の登場です!
「常にひとりの客として」
高校生の時、世の中では “DCブランド”が大流行したんだけど、僕は誰も着ていない服が欲しくて、友達のお兄ちゃんが海外で買ってきた服をお古で売ってもらっていました。
一着10万円くらいしていたかな…(笑)
そのお金を稼ぎたくて始めたのが、BAR等でのアルバイト。
ここで出会う人達が、時代を作っていたようなイケてるオトナたちでした。
そして、高い洋服を買うとどこかに着て出かけたくなり、高校生の時からクラブやディスコの常連でした(笑)
大好きな服を着てレストランやディスコに行っているうちに、インテリアの魅力にのめり込んでいったのです。
そして、18歳の時に「みんなで集まる場所を造ろう!」という話になり、全くのド素人なのに遊びの中で身につけたセンスを評価してもらったのか、僕が内装を担当することになったんです。
雑誌の切り抜きやお気に入りのお店の写真を大工さんたちに見せて、自分の頭の中に描かれた理想をカタチにしたくてほぼ毎日、泊まり込みで作り上げました。
それが、神戸のBAR“COOL”です。
オープン直後から連日信じられないほどの大盛況で、初めて僕が作った空間で楽しんでくれているお客さんの姿を見て感動したのを今でも覚えています。
今回の物件集にも載せていますが、実はあれから20年以上経ったのに今でも当時の内装のまま運営しているんですよね。
18歳で1つめのBARを作った頃から世界各地で500以上のプロジェクトに関わってきた今でも全く変わってないのは、『デザイナーである前に、自分もひとりの客である』ということ。
やはり、自分が客として本当に求めていることだけをカタチにしたいんですよね。
そうじゃないと、物件ではなく結局デザイナーのひとりよがりの作品になってしまいますから。
今の若い子たちも、もっともっと客にならないと。
自腹を切ってモノやサービスを買って体感するからこそ、心から感じられるんですよ。
心から感じるから、その感動を人にも提供できるんじゃないかな。
◆森田恭通が代表するGLAMOROUS co.,ltd.の物件集『GLAMOROUS PHILOSOPHY NO.1』
http://amzn.to/1e3xSUu
◆11月8日には東京恵比寿ガーデンプレイスにて
森田恭通デザインのバカラの巨大シャンデリアが登場します!
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