本日登場するスゴい人は、鉄道会社のイメージを覆す革新的な企画で、西武鉄道のブランディングに成功しているスゴい人。
彼は、新規旅客創造 兼 宣伝担当という立場から、同社テレビCMプランニングやイベントの企画・実施を行っている。
大人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」とのコラボレーション企画により、沿線の秩父へ2か月間で1万5000人の誘致に成功。
また、日本初のEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)列車を運行し、960名分の乗車前売り券が即完売するなど、これまでにない新たな企画を次々と発信し、成功を収めている。
これらの画期的な企画はどのようにして生まれ、何故成功することができたのだろうか?
さあ…
西武鉄道株式会社
鉄道本部 運輸部 スマイル&スマイル室
新規旅客創造担当 中山寛様の登場です!
「“エポックメイキング志向”で新たな感動創造」
沿線価値を高め、新しいお客様に西武鉄道にご乗車いただくことが私の仕事です。
鉄道会社にとって、日々の安全輸送はもちろん大切ですが、それだけでなく常に“新たな感動創造”を提供し続けることが必要です。
毎日の便利だけでなく、新しく使ってみたい、住みたいと思っていただけるよう、日々様々な企画を立案・実施しています。
企画の設計思想は“振れ幅の大きさ”です。
鉄道会社に“ありがち”な企画ではメディアの関心はおろか、エンドユーザーに対しても期待する様な情報リーチを実現できません。
電鉄会社が着手しない領域に踏み込むことの“ポジティブな意外性”が人の心を動かすと思います。
その中の一つ、ageHa TRAINは他社との相互直通運転の価値を、体験を通して実感してもらうという試みで、鉄道の堅いイメージとは相反するクラブイベントとのコラボレーションで日本初のEDM列車が実現しました。
チケットは完売し、乗車されたお客様からも好評で、成功を収めることができました。
こうした企画は、自分の興味だけでなく色々な世代の方に魅力を感じていただくために、日々情報収集も行ってアイデアを出しています。
若年層の集うフェスや年配の方が集まるイベントに実際に足を運び、そこにいる人たちと会話を交わすことで、同じ感動を味わい、同じ目線になることに、アイデアのヒントがあるんです。
企画の成功の秘訣は、1つ目は、月並みですが最後まで諦めない事。2つ目はスタートラインに立った最初の理想のイメージを最大限キープする“粘り腰”だと思います。
実現のためには、自分の熱意を貫き通すしかありません。
ちちぶ映画祭は今年で3年目の開催です。
沿線観光地をPRする手段として、旧来型のオールドファッションなスタイルではなく、“映画”という手法を通じてより身近に感じていただきたいという思いからスタートしました。
今年のテーマは“3つのメジャー”!
映画祭そのものの“メジャー”、映画祭を開催する秩父エリアの“メジャー”、その主催社西武鉄道の“メジャー”、を目指します。
出演俳優の舞台挨拶付きのオープニング作品『KANO』/クロージング作品『猫なんかよんでもこない。』の他、秩父を舞台にした作品、秩父で撮影された作品、秩父出身の俳優さんの主演作品などを中心に、上映方法にも工夫を凝らしていますので、是非足を運んで楽しんでいただきたいですね。
今後も多くの方に西武鉄道のファンになっていただき、いずれは西武線沿線の多くの駅が「住みたい街ランキング」上位に入るよう、沿線価値を高めていきます。
◆西武鉄道
http://www.seibu-group.co.jp/railways/
◆「ちちぶ映画祭2015」
11月14日(土)?15日(日)全作品鑑賞無料、登壇者多数!
http://www.chichibufilmfestival.com/
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