本日登場するスゴい人は、総合格闘家として活躍したスゴい人!
打撃、寝技、あらゆる技術を磨き上げ、ぶつかり合う、「世界最高峰の舞台」と呼ばれた日本の総合格闘技“PRIDE”
その中でも、日本人は絶対に勝てないと言われていたアメリカ人の平均体重である“ウェルター級”で勝利を収めた人物が、本日登場するスゴい人。
彼のファイトスタイルは多くの人に感動を与えた。
それは、自分の力を超えた力を味方に付けていたからかもしれない。
彼は現役時代、試合に臨む前には必ず自身の机の上に保険の証書、遺書、そして一輪のカーネーションを差して試合に臨んでいた。
その他にも試合前に習慣にしていたことがある。
彼はなぜ、このような習慣を続けていたのだろうか?
さあ…
香取道場 主宰
HALEO TOP TEAM
三崎和雄様の登場です!
「為せば成る」
先輩からの強引な誘いで柔道を始めたのですが、次第にのめり込み、高校では県で優勝。
しかし、顧問の先生の理不尽さが嫌で、最後の大会前に学校を辞める覚悟で家出。
家の近くでパチンコをしていると担任の先生に見つかり、そのまま先生の自宅へ連れて行かれました。
夕食を用意してくださり「教師をクビになっても私の事を守る」という想いを感じ、この人の為に卒業をしようと覚悟が決まりました。
先生との出会いがなければ今の私はありません。
卒業後、実業団に入ったものの全くやる気が出ず、サーフィンにハマってほとんど毎日出勤前にサーフィンをしていました。
ただ遊んでいたのではなく、波を通じて自分と対話していたのです。
しかしある時、柔道のライバル選手が活躍している姿をテレビで見て、自分が進む道は柔道だったのかもしれないと、悲しく虚しい気持ちになりました。
今更オリンピックは目指せませんが、これでスイッチが入り真剣にトレーニングを開始。
当時大親友を亡くして「この子の分まで生きてね」とおばさんから言われた一言が忘れられず、どう生きるのが良いのかと悶々としていたのですが、ヒクソン・グレイシーの姿を見てこれだ!と直感しました。
総合格闘技で世界一になり、戦う姿から多くの人に感動や勇気を与える事が親友の弔いにもなると思ったのです。
ある時「同期の桜」を聞いて、涙が溢れ出て、それまでは何も怖いものがなかったのに、この時代に生きた男の覚悟には勝てないと思ったのです。
その後日本の歴史を勉強し、日本人に誇りを持てるようになりました。
それ以来、試合の前にはサイパンのバンザイ・クリフにお線香を持参し「死ぬ覚悟で戦うので僕に力を貸してください」と手を合わせ、遺書などを用意し、試合が終わると靖国神社にお礼と共にお送りすることを続けました。
試合の直前までは怖くて仕方がありません。
でも、仲間たちとハグをしながら感謝を伝え合うと、「こんなに仲間から愛されている自分はなんて幸せなんだろう」とスイッチが入るのです。
小柄な私が強そうな外国人選手を相手に、何度倒れても挑む姿を見せて、日本人の若者に勇気を与えたいという想いで戦ってきました。
現代は混沌としていますが、その中をいかに澄んだ心で生きて行けるかを常に意識しています。
毎年咲く、桜の花。
この美しい花を、正面から堂々と見据えることが出来る自分であるかを、日々の判断基準にしております。
◆香取道場
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◆HALEO代官山
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