日本中に勇気と元気を与えた続ける“五体不満足”のスゴい人!
この世に生を受けて、みんなそれぞれ独自の存在。
先進国では、障がい者がアクティブな生活を送る中、彼が登場するまでは日本においての障がい者の行動範囲は制約されたものだった。
彗星のごとくあわられ、障がい者や健常者に光と力と勇気を与えてくれた。
彼のポリシーは、「不便だけど、不幸ではない!」
常にポジティブに人生を謳歌するベストセラー“五体不満足”の著書が登場だ!
さあ・・・乙武洋匡様の登場です!
「みんなちがってみんないい」
僕は、基本的に楽天家なのか、身の回りに起こるすべてのことは、自分にとって最終的にはプラスになるんだと思っています。
一見マイナスに見えることでも、例えば、みなさんから見て僕のように手足がないことは、とてもマイナスに思えるかもしれませんが、この体だったからこそ経験できたことや気づけたこともありました。ひょっとしたら、みなさんよりラッキーだったのかもしれません。
当然、毎日生活していると、いやなこともあると思いますが、自分を強くしてくれている、経験を与えてくれているんだと、長い目で乗り越えようとすることにわくわくするんですね。
高校生の時に父が癌であることを知った時はショックでしたし、悲しかったです。
ただ、人間に生死があることは事実。
その死から何を学びとるかが大事なこと。
僕にとっては、そこから7年間、父との別れまでの時間も有意義なものでした。
常にチャレンジすることも必要だと思います。
僕もスキューバダイビング、車の免許、小学校教師と次々とチャレンジをしてきました。
また、この体で二児の父となったことも、ある意味チャレンジと言えるのかもしれません。
小学校の教師になった理由は、ご恩返しでもあります。
こうした障害があると、どうしても卑屈な生き方になってしまう場合がありますが、僕の場合、両親の育て方やお世話になった先生方のご指導により、今の自分がある。
そうした感謝の思いから、社会への恩返しをしたいと思い、教育への道を志しました。今後も何らかの形で教育現場に携わり、子供たちと向き合っていけたらと思っています。
僕がいちばん大切にしている言葉に、ユニークという言葉があります。
日本語では、「奇抜」とか「おもしろい」という意味合いで使われていますが、英語本来の意味は、「唯一の」とか「独自な」というもの。
せっかくこの世に生を享けたからには、自分にしかできないことをしていきたい。
みなさんにも、自分にしかできないことは何かを考えてみていただければ。
やりたいことにたどり着くまで、がむしゃらにトライ&エラーでチャレンジを。
たどり着けたなら、自分自身が楽しみながら突き進むのみです!
2011-02-21
取材:山縣かほり
タグ:メディア
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