ニューヨークのハーレムにあるアポロ・シアター。
1872年から脈々と受け継がれるアメリカの黒人文化の象徴的存在の演劇場だ。
そのアポロ・シアターで開催される“アマチュアナイト”は、プロへの登竜門と言われている。
今までに、ジェームス・ブラウン、ダイアナ・ロス、マーヴィン・ゲイ、ジャクソン5、スティーヴィー・ワンダー、ベン・E・キング、ローリン・ヒルなどが見出され、スターダムへと駆け上がった。
本日は、2013年開催の“アマチュアナイト”で見事優勝を果たした日本人ダンサーが登場する。
ユニット結成からわずか1年で優勝を手にすることができた秘訣とは?
さあ・・・アニメーションダンスユニット ナンバーズ 龍太様の登場です!
「世界の舞台で活躍したい」
兄が高校でダンス部に入っていて、ダンスのイベントに誘われました。
そこに出ていた“ひとりでできるもん”というダンサーの演技を一目見て、全身に衝撃が走りました。
それまでやっていたサッカーもスパッとやめて、ダンスにのめり込んでいきました。
毎日毎日、夢中で練習していましたね。
特にダンスの作品を作る時は、夜の12時から朝の5時までみんなで集まって毎日練習したりしていました。
源大君とは、テレビ東京のDANCE@TVという番組で出会いました。
話してみるとすぐに打ち解けたんですよ。
源大君も“ひとりでできるもん”を見たことがきっかけでダンスを始めていて、お互い原点が同じだったのです。
「世界の舞台で活躍したい」と意気投合してチームを組むことになったんです。
結成してすぐに、世界中からアマチュアの歌手やダンサーが集まる“アマチュアナイト”に応募することにしたんです。
オーディションを受けられるのは、先着順で300人のみ。
僕達は開始4時間前の朝4時に現地に着いたのですが、もう既に40人ぐらい並んでいたかな。
全力を出し切ってなんとか予選を通過して決勝に行くことができました。
この大会の中で一番嬉しかったのは、現地で知り合った日本人が決勝の時に大人数で応援に来てくれたことです。
「同じ日本人の頑張る姿が嬉しい」って言ってくれて、めちゃくちゃ演技に力が入りました。
その応援を力に変えて、優勝することができたんですよね。
源大くんとは何でも言い合える関係でいられるよう心がけています。
先輩後輩の仲でもないし、師弟関係でもないし、そこはフラットな関係でやっています。
作品に対してのアイデアはお互い出し合って、お互いの意見を大事に冷静に判断しています。
そこで、互いが「俺はこれがやりたいんだよ」ってぶつかっちゃったら、それ以上前に進まなくなってしまいますからね。
今になって初めて前のグループのリーダーの苦労が身に染みてわかりましたね。
だって、みんながみんなやりたいことぶつけまくってましたからね。
アマチュアナイトで優勝して日本に帰ったら、仕事の依頼をたくさん頂けるようになりました。
だけど、ダンスに対する世間のイメージは悪くて「ダンスをしている人はだらしなくて仕事にならない」と言われたこともありました。
だから、この認識を変えてきちんとしたダンサーもいるんだという認識を広げていくのが自分の大きな目標です。
そのための第一歩として、今年の4月から、世界一周団体TABIPPOの企画で世界を一周をしながら絶景の前でダンス映像の撮影をしたり、世界中のイベントに出て行きます。
応援よろしくお願いします。
◆アニメーションダンスユニットナンバーズ
http://numberswcp.com/
※一部携帯では見られない可能性があります。
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