本日登場するスゴい人は、アメリカの総合格闘技大会UFCで活躍する日本人格闘家。
彼は2005年、大学3年生の時にプロデビューし、同年修斗フェザー級新人王、2008年にはCAGE FORCEバンタム級王座を獲得。
今年5月に行われたUFCの試合に勝利し、日本人初の5連勝を収めた。
勝利を続けるスゴい人にも、過去には悔しい思いをした試合もあった。
彼が悔しさから学んだこととは?
さあ・・・総合格闘家 水垣偉弥様の登場です!
「弱さを認める」
大学3年生の時にプロライセンスを取得して、プロとしての活動を始めました。
好きでやっていることですし、新人王を獲る頃までは勝てて楽しい事ばかりだったのですが、その後負けや引き分けが続いて勝ちから遠ざかってしまいました。
楽しさだけでできる限界に到達したんです。
その時から、辛いこともやらなければとそれまで避けてきた基礎体力トレーニングを重点的に行いました。
苦手な事は、アマチュアでもスキルが高い人には積極的に教わるようにしました。
そこからが本当にプロになったと思えるようになりましたね。
最初は修斗に出ていたのですが、当時はまだ軽量級にはあまり注目が集まっていなかったので、軽量級の試合を主に行っていたアメリカの総合格闘技の大会 WECを雑誌で見て挑戦したいと思い、WECやUFCなどのアメリカの大会に出るようになりました。
2012年、日本でのUFCの試合があり、僕を応援してくれる人もたくさん見に来てくれていました。
でも、応援してくれる人たちのためにも勝たなきゃと思うあまりアグレッシブさに欠けた攻め方になってしまって、判定で負けてしまったんです。
試合が終わってもまだ体力は十分に残っていて、悔しさと、力を出し切らなかった事への後悔に襲われました。
「こんなのファイトじゃない」と思いましたね。
それからは気持ちを切り替え、とにかく「ファイトしよう」と心に決めて試合に臨むようになり、それまで連勝が無かったのが連勝できるようになりました。
負けてしまった事は本当に悔しかったですが、その経験があったからこそ、成長できたのだと思います。
僕も試合の前はいつも怖くて、出たくないと思っています。
そんな時は、試合に出て負けるのと出ないで帰るのとどっちが格好悪いかと考えて、例え負けたとしても戦おうと決めます。
意外かもしれませんが、怖さを感じない人よりも怖さを乗り越えた人の方が、強くなれると思うんです。
勝つためには、自分を特別だと思わない事。
弱さを認めて、出来ないことが少しずつ出来るようになることを楽しむんです。
弱い所を認めてからがスタートだと思いますね。
僕の今の目標は、UFCのチャンピオンになる事です。
これからも、応援よろしくお願いします。
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