ペン回しには、詳しく分類すると100種類以上の技がある。
ペンを回したり、指で弾いたり、飛ばしたり、振り回したりとアクロバティックな動きを伴うものもあり、見る者を驚かせている。
ペンの種類も様々で、技によってペンを使い分け、両端が同じ形のものや両端が非対照でボールペンのような形をしているものなどもあり、市販のペンを組み合わせ、自分の好みに合った重さや太さにカスタマイズし、自分のオリジナルのペンを作れるのも楽しみの一つとなっている。
ペン回しの技を習得するには練習が必要なため、難しいことではあるが好きなので苦にならないと彼は言う。
今年度の世界大会で団体優勝をした彼だが、そこに至るまでには並々ならぬ苦労があった。
さあ・・・ペンスピナー Kay様の登場です!
「イメージを変える」
小さい頃はテレビゲームが大好きで、学校から帰ってくるとすぐにゲームをするというインドアな生活をしていました。
中学生の頃、友達がペン回しをしているのを見て、無性に気になって教えてもらったのがきっかけで、家で練習をするようになりました。
それをマスターした後、気になったのでインターネットで「ペン回し」と検索。
すると、見たことのない技が並んでいて、技の多さに驚き、突き詰めて色々やってみようと思いました。
高校生の時にペン回しをしていて、周りから暗いヤツ、変なヤツと嫌な目で見られることがあり、とても辛い思いをしました。
また、授業中や会議中に暇つぶしにやるイメージが強く、この悪いイメージを払拭したいと思うようになったのです。
ペン回しはネットの中が主な活動の発表場所となっています。
ネット上では見ず知らずの人に匿名で暴言や誹謗を書かれることもあり、ショックで、未だに記憶から消えないほど辛いことがありました。
落ち込んでいた時、母が手紙をくれたんです。
自分で言葉に出してしまうと行動に影響してしまうから弱音は吐かず、
マイナスの事は口に出さないで頑張ってやっていきなさいと書かれており、「頑張らなきゃダメだな」と思いました。
それからは、暇があったら常にペンを触り、手の柔らかさの向上のため、お風呂で指を伸ばすなどストレッチを欠かしませんでした。
ペン回しのステージパフォーマンスを始めて、ステージ上でペン回しのみでパフォーマンスするのはペンが見えにくいと感じました。
そこで、ジャグリングと組み合わせて見て頂くことで見やすくなり、たくさんの方に興味を持ってもらえるのではないかと考え、今のスタイルが出来上がりました。
私はやり遂げるためには枠にとらわれず、常識にとらわれないでひたむきに努力することが必要だと考えています。
また、色々な人に会わないと、自分というものが見えてこない気がします。
将来を決めるためには自分の事を知ることが必要不可欠なので、そのために、一人になるのではなく色々な人と接することが大切だと思います。
今後は、ペン回しをより多くの方に知ってもらい、ペン回しを通じて楽しみながら挑戦して技ができた時の達成感を感じてもらえる方が増えることによって、ペン回しのイメージが変われば嬉しいです。
そして、最終的に趣味は何ですか?と聞かれた時に胸を張って「ペン回しです」と言える世界にしたいです。
◆Kay blog
http://ameblo.jp/kay-spin/
◆YouTube チャンネル
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