本日登場するスゴい人は、東日本大震災の時に日本最大級の被災地支援のボランティア組織「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を設立したスゴい人!
彼は心理学と哲学を専門とし、現在は早稲田大学大学院客員准教授として独自のメタ理論「構造構成主義」を提唱している。
この理論により、状況の変化に応じて即座に方向転換することができ、縦横無尽に組織の形を変え、機能しつづけることができるブレないボランティア組織を確立した。
彼の立ち上げた「ふんばろう東日本支援プロジェクト」は、ツイッターとWEBサイトの連動で必要なモノを必要なだけ届ける画期的な仕組みを実現。
2014年にはこの仕組みがPrixArsElectronicaという世界で最も歴史あるデジタルメディアのコンペティションにおいて「コンピューター界のオスカー」と言われるゴールデン・ニカ(最優秀賞)を日本人初受賞。
また同年、「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー2014」を受賞した。
2015年4月「いいチームを作りましょうプロジェクト」を発足。
発起人には、糸井重里氏など多くの著名人が賛同している。
さあ…
早稲田大学大学院MBA 客員准教授
本質行動学アカデメイア 代表取締役
一般社団法人ふんばろう支援基金 代表理事
スマートサバイバープロジェクト 代表
西條剛央様の登場です!
「チームの力」
高校の時は、ソフトテニスの部長をやっていました。
伝統的に強い高校でしたが、最後の高校総体の団体戦で一番強いチームで挑んだものの、初戦で負けちゃったんです。
そこで「技術」と「メンタル」が備わっていないと試合に勝てないという苦い経験をしました。
どんなに鍛えてもメンタルの出力が「ゼロ」になってしまうと結果を出すことができない。
そのことを理不尽だと思うと同時に「心ってすごいな」「おもしろいな」と思ったんです。
それが心理学に興味を持ったきっかけです。
高校時代は運動しかしていなかったので、二浪してやっと早稲田大学に入りましたが、二年間の浪人時代は本当に辛い時期でした。
2011年3月11日の東日本大震災で、叔父を亡くしました。
人類が初めて遭遇する複合大震災の前に、個人の力はあまりにも無力でした。
何かしたいと思っても何もできなかった。
生まれてはじめて「強い力」を欲しました。
私は3月下旬にバンに支援物資を積んで現地に行きました。
拠点避難所に物資は集積していましたがその先に流れず、小さな避難所には届いていませんでした。
このような状況の中、仙台市では東京からの物資の受け入れを3月末には中止しており、物資は余っているという報道も流れていました。
「それなら全部俺がやってやる」かつて感じたことがない感情が湧き上がり、心の底からそう思いました。
「一人ひとりの人間の力はたとえようもなく小さい。しかし、チームになることで大きな力を持つことができる」と「ふんばろう東日本支援プロジェクト」が始まりました。
結果的に今では日本最大級の支援プロジェクトになりましたが、それまでボランティアも事業も起こしたことがない私がなぜ運営できたかというと、独自のメタ理論「構造構成主義」が実践の鍵となりました。
大変な時や挫折を乗り越えてきた時、起きた出来事の意味はあとでわかったりします。
今でも嫌なことやつらいことがあると言い聞かせる言葉があります。
「この悲惨な出来事を肯定することは決してできないけれど、あのことがあったからこんな風になれたと思うことはできる。それが、ぼくたちが目指すべき未来なのだ」
目指すべき未来の為に、人を幸せにするという本質的な目的から、「いいチームを作りましょう。プロジェクト」を発足しました。
今後も私の理論を活かして、社会に役立てて行こうと思います。
◆いいチームを作りましょう【糸井重里編】
日時 2015年10月21日(水)(18:00開場/18:30開始/21:15終了見込)
会場 玉川区民会館 ホール会場
参加費 4,500円(当日:5,500円)
詳細 Facebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/1475117636116655/
お申込はこちらから
http://akademeia.jp.net/?page_id=2105
◆著書『チームの力: 構造構成主義による”新”組織論 』(ちくま新書)
http://www.amazon.co.jp/dp/4480068309
◆ふんばろう東日本支援プロジェクト
http://fumbaro.org/
◆本質行動学アカデメイア
http://akademeia.jp.net
◆西條剛央Facebook
https://www.facebook.com/saijotakeo
タグ:ボランティア