革新的な方法で自殺者数減少に取り組むスゴい人!
キレる17歳
流行語にもなったこの言葉のイメージを1年半で覆したスゴい人!が本日登場する。スゴい人!は自殺者数減少のために「生きテク」を作り出した。自殺を考えるほど困難な状況から立ち直った人の体験談や立ち直ったエピソードを徹底的に収集し、共有するWEBサイトである。
彼はもともと、メディアにはネガティブな情報ばかり充実していてポジティブな情報が少ないことに疑問を感じていたという。スゴい人!の生きテクにかける思いを披露していただきましょう。
さあ・・・株式会社ポジメディア代表取締役CEOオキタリュウイチ様の登場です!
「バカになって実行すると、うまくいく」
2005年ヘブンズパスポートの様な社会変革プロジェクトが20個ありました。全て並行して1年間ミーティングを続けましたが、ある時、何一つ進んでいないと気づきました。友人には「言うばかりで何も実現していない」と指摘され自分には存在する理由が無いと自分を追い詰めました。全ての仕事を中断して、一人で反省しましたが、半月でうつ状態になり誰とも会おうとしなくなりました。
ヘブンズパスポートがうまくいった理由を考え、「あの時はバカだったから」だと気付きました。
起こり得る嫌な事、大変な事が想像できなかったから、次々と突進出来たんだと。
ヘブンズパスポートの頃の徳島にいた自分よりも東京に出てきて、友人も増えて知識をつけて賢くなった自分の方が、行動出来なくなってしまった。それなら、バカに戻ろうと思ったんです。今までに得た知識や経験を暖炉で燃やすイメージを頭の中に作りました。
半月後、最後の1つを燃やした時にチーンという音がして、「ああ、自分はバカになった」と確信しました(笑)
そして、20のプロジェクトから最も覚悟が必要な「生きテク」1つに絞りました。
選ばなかったプロジェクトの関係者に謝罪しながら断り続けるうちに、「これを実現出来なかったら、自分は本当に存在理由が無い…!絶対にやり遂げよう!」と気合が入りました。その日に「生きテク」のビラを作成し、20部だけ印刷しました。
「この20部のビラから、世界を変えてしまうんだ…!」と心の底から思えました。
それからは、渋谷で1日に5万部のビラを配ったり、PRのために「死ぬ気が萎えるTシャツ」を100人で着て街を練り歩いたり、今まで行動出来なかったのが嘘のように次々と計画を実行に移しました。
このプロジェクトを通して話した200人程の自殺未遂経験者によると、「死にたい=リセットしたい」という意味なのだそうです。即ち“死ぬ以外のリセット方法”さえ沢山あれば、自殺をしなくて済む!そう確信し、生きテクのサイトを作ることを決めました。人は、自分に経験の無い悩みを解決することはできません。
ですが、同じ悩みを経験し、解決した「先輩」と今悩んでいる「後輩」を出会わせて解決させることは出来るのです。
生きテクのサイトを見て自殺をやめた人は、2012年7月9日現在17,142人に上ります。
今後は、世界中の生きテクを共有できるよう生きテクのサイトを拡充したいと考えています。
2012-07-13
取材:福永茉那実
タグ:NPO法人
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