本日登場するスゴい人は、世界中の国々のあらゆるスタイルのダンスのための公的組織“CID-UNESCO”の日本支部“CID-UNESCO-TOKYO”を立ち上げ、会長を務めるスゴい人。
彼女は日本舞踊会の開拓者 故高田せい子氏の最後の弟子。
ドラマティックで美しく写実的な表現と「氣」の表現を重視する劇的舞は、世界で高い評価を得ている。
91年には内閣総理大臣賞を受賞した。
96年からはCID-UNESCOの日本代表会員として活動。
そして2011年、ダンスの国連と呼ばれるCID-UNESCO本部より承認を受け、日本支部を立ち上げた。
彼女はどの様な人生を歩んだのだろうか。
さあ・・・CID-UNESCO-TOKYOユネスコ国際ダンスカウンシル東京 会長 亜甲絵里香様の登場です!
「ダンスを通じて世界平和への貢献を」
幼い頃から身体を動かし表現することが好きで、友達に振り付けをし、皆で踊りを楽しんでいました。
私はこれまでとにかく経験を重ねながら成長してきました。
悲しい経験、苦しい経験、嫌なことも、引かずに止まらずに前向きな気持ちで取り組んできました。
中でも幼い子供が3人いる時に突然離婚することになり、親権を獲得するまでの2年間は本当に辛かったです。
でも、子供やバレエの生徒たちの存在が心の支えとなり、折れずにいられました。
子供を引き取れた時は本当に感動しました。
1989年、サロン・ドゥ・ラ・ダンスという世界中からトップダンサーが集まるフェスティバルに選ばれ、自分の人生を1時間の踊りの中で表現する事になり、離婚を通して経験した感情を表現しました。
結婚式の幸せな踊りから始まり、悩み、苦しみ、疑問、疑惑、怒り、最後は希望を持つ大切さ。
世の中、人との戦いに見えますが結局は自分との戦いであり、自分の信念との戦いが無いと外と戦うことは出来ないのです。
踊り終えて楽屋に入ると私の前に数十人の列が出来て、「希望を持つ大切さを知りました」など沢山の賞賛を頂きました。
私の人生が人の役に立てた嬉しさを感じた瞬間でしたね。
色々なことがあっても全てを受け止めて行こうと決心しました。
ある時、画家・丸木位里、俊ご夫妻の描かれた名画「原爆の図」を踊りで表現して欲しいとご依頼を頂きました。
私が踊れば、美しさ、恐ろしさ、そして平和の大切さも伝えられると言われたのです。
東京公演の1週間後、ギリシャ・アテネの野外劇場で演じました。
そこでディレクターをされていたCID-UNESCOの会長アルキス・ラフティス氏から、「貴方のダンスはギリシャダンスの原点があり、何よりも魂が込められている」と評価して頂き、これからいつでも劇場を使って良いと言われたのです。
何度か演じることでお互いの信頼関係が築かれ、「貴方が日本の会長になれば日本国がダンスを通して平和を発信してくれるに違いない」と私を東京の会長として推薦してくれたのです。
10月には、4年を掛けて準備を進めている国際的なワールドダンスコングレスがあります。
CID-UNESCOは日本での認知は低く、これから認知を高め、多くの方からのサポートを頂く必要があります。
この組織はダンスのジャンルを超えたものであり、世界の人が交流する場です。
“CID-ユネスコ国際ダンス祭典”を成功させ、世界平和に一歩でも近づく事が私の次の目標です。
◆CID-UNESCO-TOKYO
http://cid-tokyo.org/
※一部携帯では見られない可能性があります。
◆WORLD DNCE CONGRESS JAPAN
2014年10月23日(木)27日?(月)
会場:シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル(浦安市舞浜)
タグ:ダンサー