風船を自在に操るバルーン表現者
皆さんも一度は見たことがあるでしょう。
一本の風船がみるみるうちに形を変えていくあのスピード、あの表現力。もはや、芸術。
そのバルーンアートにおいて、三大大会のすべてで優勝した男。
さあ、Syan様がサンタさんと共に登場です!
「自分に素直に生きる。バルーンで感動を届ける。」
バルーンの魅力に取り憑かれて10年余り。
プロとして活動するに至るまで僕の道は紆余曲折であった。
僕は学校を出て農業に従事したものの思いを断ち切れず、上京。
会社に勤めつつ依頼を受けるセミプロとして活動を始めた。しかし実際勤めてみるとバルーンのことはまったく考えられず、仕事に追われる日々が続いた。
そんな中でバルーンの大会に参加した際、忙しさを理由に自分とも向き合ってこなかった事に気付き、
改めてバルーンと自分に正面から向き合った。
これだけでは食べていけないかもしれない、自分の技術が通用するかは分からない、バルーンを嫌いになってしまうかもしれない。色々な事を考えた。
僕の出した答えはシンプル。「やる」これに尽きる。
今やらなければこの後一生やることは無いだろうし、心配事も色々あるけど、まずは自分の思いを信じてまっすぐやってみようって考えた。
今は沢山の応援や、人との繋がりに支えられて何とか軌道に乗ってやらせていただいている。
やる前に悩んでいたことのほとんどが、杞憂になった代わりに考えもしなかった、素敵な出会いや
人の笑顔に毎日出会えている。
もちろん良いことばかりでは無いけれど、今、見ている景色は、踏み出せなかった自分には決して見ることが出来なかったもの。
あの時思い切って一歩を踏み出して、良かったと心から思う。
バルーンは1?2週間ほどでしぼんでしまうけど、バルーンと僕との記憶は楽しい思い出と共にずっと残せるような、そんなバルーンをこれからも作って行きたい。
2009-12-25
writer
タグ:大道芸
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