クリスティーズといえば、世界的に名を馳せるオークション会社。この白人社会の中で働く、たった一人の、日本人女性がいる。世界最高峰のオークション運営会社クリスティーズでワイン・スペシャリストとなるまでの道のりは決して、平坦ではなかった。
何度も何度も何度も・・・どうしてここまで動けるのか?彼女の話に耳を傾けながら率直に思ってしまった。夢を叶えるとは?ワクワクする気持ちに宿る偉大なパワーとは?
さあ・・渡辺順子様の登場です!
「夢は叶うためにある」
病気をしたため高校を1年遅れで卒業して、憧れの気持ちでNYに渡り、少しだけのつもりが気付けば22年いました。
ゼロからのスタートで、めまぐるしい日々の中、楽しいことは勿論、嫌な事も色々あったけれど、それがあるから、今、感謝できるなあと、思うのです。
今の満たされた状態になるまでは私にも、何がしたいのか良くわからないという時期がありました。
NYでファッション関連のビジネスで成功を収めることができましたが、お金は十分にあるけど、満足はしていない自分。自分が自分をプラウドできない状態。
そんな時オークションで出会ったワインに一目惚れをしたのです。もともとワインは大好きでしたがワインで世界を知りたい、世界の最高のワインを知りたいという気持ちでフランスに渡り勉強しました。ワインひとつあれば国境も関係なく、皆の笑顔が集まり繋がることができると気付けたのです。
そして世界最高峰のワインが出品されるクリスティーズでワイン・スペシャリストになることが私の目標になりました。
NYに戻って早速レジュメを送るが反応無し。メール、郵送、FAX、電話攻撃。空席が無いと、断られ会社まで行った。
「アポ無しなら帰って」で一蹴。
ワインオークション開催の情報をキャッチして、マネージャーに直談判するも断られ。周りの皆に言い続けました。私は絶対クリスティーズで働きたい。ついに私は面接のチャンスを掴み、インターンのポジションを得ました。嬉しくて働きぎと言われるくらい張り切って働いて2ヶ月。突然、正社員のポストがあき、私は正社員になりました。その時私は36歳。後で判った、当時の採用担当に話を聞くと、あの時は、私の情熱だけだったって。
クリスティーズでの年月で感じた奥深い、本当のワイン文化を皆様に伝える為、今は大切な仲間とワインコンセルジュの会社を運営しています。NY、フランス、日本をワイン文化で繋いでいく・・・夢の先に、またひとつと、夢がひろがっていきます。
諦めなければ必ず夢は叶う。夢は叶うためにあるのです。
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