二度と同じカレーは作らないカレー創作集団をつくったスゴい人!
“東京カリ?番長”
国民的料理のカレーを通じて、日本各地のイベントやクラブを廻っている料理ユニットの名称だ。
10年で20冊以上のカレー本を書き、あらゆるイベントで引っ張りだこな彼ら。
ポリシーは“二度と同じカレーは作らない!”
そのポリシーを大事に、ただただ、楽しむために集まった集団をつくった男。
さあ水野仁輔様の登場です!
「自分達が楽しと思える事しかやらない究極のカリー番長」
幼少期、両親との外食と言えば毎回、静岡県浜松市にあるインドカレー店のボンベイ。ボンベイが大好きで毎週通いました。
高校を卒業し上京。大好きなボンベイが食べられなくなる。これは僕にとって本当に切実な問題だった。
解決策は2つ。
・似た味を自分で作るか
・似た味を東京で見つけるか
熟考の結果、両方やろう、と思い立った!
インド料理店でアルバイトしながら、カレー屋さんの食べ歩き、この時、初めてボンベイ以外のカレーを食べカレーに興味を持ったんです。
社会人になり、クラブ通いをしてたお祭りが大好きな仲間達7名で「東京カリー番長」を結成。
僕以外はカレーに興味なし
カレーを作れる僕がイベントでカレーを作ったのがスタート。
僕らが楽しいから、そして、行きたいところに行けて会いたかった人に会えてみんなで盛り上がれる。
東京カリー番長の目的は単純。
お店を出しませんか?と良く言われますが、僕らはお店はやりません。
お店を構えてお客様を待つ事や、お店の色が出てきて定番メニューが出来ちゃう事も、東京カリー番長じゃない。
ケータリングも頼まれますが、断ります。
だけど足代しか貰えない遠方のライブイベントとか、楽しそうだから自腹でも行っちゃいます。
もっと利益を生むやり方はあると思いますが、そこに僕らが楽しめる事が無いんです。
実はメンバーは、東京カリー番長というグループを大切にする気持ちって無いんです。
つまらなくなったら解散しようと良く話してます。
だからこそ、11年も楽しめてるのかもしれません。
好きで夢中になれることをやってるから、誰が何を言おうが、誰かが求めようが求めまいが、自分が楽しくて夢中になれるものには多少時間を使っても、時間やお金を費やしても、なんとも無い。
誰かの為にやってない、何かのためにやってない、自分の楽しみの為にだけ「東京カリー番長」はそれに尽きます 。
2010-09-16
取材:櫻井智之
タグ:料理
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