ボーリングブームを作り上げた日本一有名な元女性プロボーラー
空前のボーリングブームがあった。
きっかけは一人の女性。彼女はプロボーラーだった。
“さわやか律子さん”の愛称とともに抜群の美貌と人気を誇り、CM等に出演し一大旋風を巻き起こした。
CM曲の「律子さん、律子さん、中山律子さん」を覚えていらっしゃる方も多いことでしょう。
なんと現役時代においては、パーフェクトゲーム(オールストライクプレイ)を2回も出し、あらゆる試合で勝ちまくった実力派であった。
まだ、娯楽が少ない時代において、ボーリングに夢中な人が街に溢れ、テレビではボーリング中継。
この一大ブームを生むほどの女性とは?
さあ・・・中山律子様の登場です!
「向上心が夢を紡ぐ」
中高とバレーボール部に所属。怖い先生で、トレーニングなどしっかりと指導されました。
当時、ボーリングは裕福な遊びでしたので私とは無縁と思ってました。
ある時、友達と3人でボーリングを初めてやって、それから、月に1回ぐらい遊んだかな。
そのうちトーナメントに誘われハンデがあって上位にいきました(笑
ダブルスの相手がいないと代わりに出場して準優勝。
この準優勝が嬉しくてのめり込んで行きました。
部活動で下半身を鍛えられたのでスピードが出るんです。
教えてくれる人もいない時代ですから、技術は無く、とにかくスピード(力)で投げていました。
大阪の個人トーナメントで準優勝した時、東京タワーに勤務されていた方が東京に来て挑戦してみないかと声を掛けてくれたのです。
田舎(鹿児島)から上京したのが昭和43年。
そして翌年プロになりました。東京タワーにあったボーリング場で朝から晩まで練習。
練習は凄く楽しかったです。
周りは頭で考えながら投げていましたが、私は“勘”を頼りに、上手く行かなかったらスグに違う方法に切り替え続けました。完全に自己流です。
33勝した頃、力を抜いても回転を付ける事で強いボールを投げられるという基本がわかったんです。
力を抜くとコントロールも出来るし安定して長く戦えます。
また精神を鍛える事が大切です。あと1歩頑張れば楽になるのに皆そこで止めちゃうんです。
まさに人生も一緒なんですよ。
向上心があり努力すれば必ず自分の夢に繋がっていくんです。
今は9年前、60歳から始めた油絵の個展を開くという夢に向かって日々を楽しんでいます
2011-01-31
writer
タグ:スポーツ・格闘技
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