“五代目野田岩”
この名前は、食通でなくても知っているほど東京では有名な老舗鰻屋。
創業は、今から200年前。
伝統をずっと継承するもはや、日本の財産とも言える職人技の集大成。
五代目は、現在83歳。今だに、新しい味を求めフランスなど世界中を飛び回る。
さあ・・・五代目野田岩社長 金本兼次郎様の登場です!
「生涯うなぎ職人」
私は、鰻屋に生まれ生まれた瞬間から長男として家を継ぐことが決まっていた。
10歳から出前持ちに出た。周りの職人の子供たちもこのくらいからみんな働き出している。
兄弟は8人。私だけがお小遣いの金額が違っていた。
「とにかく、色々と経験しなさい。」
そうやって、そっと、母親は小遣いくれました。
私は今だに、年に8回は海外に行き、趣味の山登りは続けている。高尾山や富士山だけが山登りじゃない。私が登るのは今年は、ヒマラヤ。
こんな話をすると、すぐに年齢を聞かれる。
今年で、83歳。
飛行機にひとりで乗っているとなぜか、乗務員の方に心配される。(笑)
伝統とは、全く同じことを繰り返すのではなく、常に変える必要があり、そのために、今だに新しものを食べ続けています。
食べられなくなったら終わりです。
60代の頃なんか、週に3回はフレンチを食べていた。
野田岩の売れ筋商品、“志ら焼きのキャビア添え”はこうやって生まれた。
ローマは1日にしてならず。
鰻を焼くまで10年。この厳しい世界において、歴史を守りながらも、常に挑戦し続けています。
最近、あらゆるモノやサービスがインスタントに走り過ぎではないだろうか。
もう一度、日本人の大事な伝統、技術、文化などの財産に目を向けてみましょうよ。
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