女性なら誰しも、綺麗になるために興味があるもの、
“化粧品”
化粧品の副作用による肌トラブルが1970年代後半、社会問題となった。
創業者、池森賢二氏は「添加物をいっさい使わない、使う人の身になった化粧品を作ろう」と考え、1週間で使い切るサイズの、添加物を一切使わない化粧水を創り出した。
賞味期限が短く、薬のように小さな化粧品は売れるはずがないと、専門家が一笑した化粧品は、今では130万人の顧客を持ち、海外でも大人気。
こだわりを守り抜き、新しい販売方法のチャンネルを見つける方法とは?
さあ・・・株式会社ファンケル 代表取締役会長、宮島和美様の登場です!
「従業員は幸せでなくてはいけない」
小さい頃から特に目立つわけでもない、本当に普通の子供でした。
大学を卒業してダイエーに入社。22年間、中内会長の秘書として寝る間もない日々の連続でしたが、苦痛だと思ったことは一度もありません。
中内会長から、秘書になって最初に言われた言葉は、「嘘はつくな。」でしたね。
ダイエーが企業買収をしたり、球団を買ったり、神戸の震災、そして中内会長の退任などいろいろ大変なことがありました。
大変なことが起こる度に、中内会長は、「なんもせんほうがええ。」と言われていました。
その意味は、『何もしない』ということではありません。そんな時は、なんとかしなくちゃいけないと動き回りあせってしまいます。しかし、あせっても解決しないので頭を冷やして冷静に考えろ、ということです。
中内会長がダイエーを退任なさる時に、一緒にダイエーを辞めてファンケルに入社しました。
義理の兄である創業者の池森会長からは、『不安を安心に、不満を満足に、不便を便利に。』という「不の解消」こそがビジネスの基本である。と叩きこまれました。現在、当社の経営理念にもなっています。
創業者の中内会長と池森会長の2人は、「新しい商品を、新しい価格で、新しいチャンネルで売る!」これを実践したことでビジネスを成功に導かれたと思います。
私が新入社員にお話する4つのことがあります。
1.「会社の代表である」 皆さんの行動の一つ一つが、会社のブランドイメージになることを忘れないこと。
2.「新しい風を入れる」 若い力で、社内外に新しい風を吹き込むこと。
3.「目の前の仕事に意義を見出す」 簡単そうな仕事を頼まれることも多いが同じ仕事を「つまらなくするか」「価値あるもの」にするかは、人の考え方とやり方次第。
4.「石の上にも三年」 世の中には、自分の好きなことだけをやればいい仕事などありません。社会で通用する人材というのは、目先の業務にとらわれず、広い視野を持って働くことのできる人材です。
人間はいつも自然体でいることは簡単ではありませんが、僕自身も、健康で自然体でいられればいいなと思います。
これからも、世の中にある「不」の解決に挑戦し続けていきたいです。
タグ:ビジネス・経営者