TBSにアナウンサーとして入社し、スポーツキャスターとして筑紫哲也の『筑紫哲也ニュース23』など多数のスポーツ番組を担当。
女性スポーツキャスターとしての地位を確立した本日登場のスゴい人。
退職後、フリーキャスターとして20年もの間活躍を続けてこられたのは、彼女の努力あってのことだった。
たぐいまれなる探究心と開拓力で、現在ではキャスター業のみならず、国の審議会にも多数在籍して生活者の声を届けている。
母校千葉大学の客員教授として教鞭もとり、その多岐にわたる活動全てが線となってつながっている。
さあ、フリーキャスター 木場弘子様の登場です!
「日々の“なぜ?”を見過ごさない」
小学生の頃はテレビのプロデューサーになりたかった。
私は帰国子女で日本に帰って学校生活を送っていると、テレビの話題についていけないことが原因でいじめられたこともあった。
そのためテレビをよく観るようになり、次第にのめり込んでTV番組が私の先生となり、様々な情報を与えてくれた。
こんなに感動的な番組を作る人に自分もなりたいと考えるようになった。
アナウンサー志望に変わったのは大学3年の頃。
テレビの世界を目指して就職活動をすすめるなかで、現役アナウンサーから話を聞き興味をもつようになった。
そしてアナウンサーとして入社を決めるに至った。
キャスターとして最も大切にしてきたことは、“真理や本音に迫ること”であった。
それは、ただ真理や本音に迫る質問をする事ではない。
それは特にTBSを退職してフリーになってから痛切に感じるようになった。
会社の看板がなくなってからは、自分個人が相手から見て話をしたいと思ってもらえる人間であるかが大切であると思った。
退職後はフリーのキャスター業ももちろんのこと、プロ野球選手の妻という役割、母親という役割をこなしながら国の審議会へ多数在籍している。
専門家ではなく、一生活者の視点とキャスターとしての広報的視点から、”これは違うのではないか”と思う事は決してそのままにしておかず、堂々と意見し続けていくのだ。
例えば空港でほとんどの人がターミナルを間違えてしまう特殊な航空便があった。
けれどほとんどの人は、「わかりにくいなあ」で終わってしまう。
空港の仕組みは少しのことでは変わらないし、変えるのに膨大な予算がかかることもわかる。
しかし、それを理由に分かりにくいものをずっとそのままにしておくのは、長い目で見るとより社会に不利益となる。
こういった仕組みへの“なぜ?”という疑問を常に問いながら過ごし、結果、航空会社の工夫でそれは改善された。
社会に対しての疑問や不満を持ちながらも、「どうせ変わらないだろう」と文句を言って終わってしまう事が多い。
でも、それでは何も変える事ができない。
わからないことは、必ず問う。
わかりやすく伝えることにこだわって正面から提案をする人間でありたいと思っている。
■PR情報
木場弘子オフィシャルホームページ
http://www.knicks29.com/
オフィシャルブログ『木場弘子の幅広通信』
http://ameblo.jp/hiroppy29/
タグ:キャスター