1952年より62年続く、日本で最初にできた影絵劇団「劇団かかし座」
舞台での公演を中心に、シルエット映像やTVのバラエティ出演、お店の装飾、印刷物や出版物まで、影絵が必要ならばどんなことでも対応する。
いわば影絵を専門に総合プロデュースをしているという。
先代である父・後藤泰隆氏が戦後の焼け跡の中で夢のある事をしたいと劇団を立ち上げ、創立以来、影絵界の第一線で活躍し、東京都優秀児童演劇選定・優秀賞、厚生労働省社会保障審議会 特別推薦児童福祉文化財など、様々な賞を受賞している。
現在では、ドイツの影絵フェスティバルをきっかけに海外でも活躍の場を広めている。
さあ・・・劇団かかし座代表 後藤圭様の登場です!
「やっぱり影絵が好き」
私は元々音楽家になりたかったんです。
大学ではフルートを学んでいたんですが、入学して一年も経たないうちに劇団の創立者である父が亡くなり、それに伴い私が「劇団かかし座」を引き継ぐことになりました。
劇団かかし座の仕事は好きだったので続けるべきだなと思い、会社を継ぐという決断はすぐに付きました。
しかし、二十歳すぎの若造が代表で仕切れる世界でもなく、良いことも悪いことも、本当に色々ありましたね。
最初はスタッフからも私が代表になることを認められず、中には「私を代表にしてくれなければ劇団を辞める」と言ってくる者も居ました。
そんな中、スタッフ達に認められる大きな区切りになったのは、やはり今の社屋が建ったことでしょうね。
私が父から劇団を引き継いた当時、自前の稽古場がなかったので、貸工場を借りて練習に励んでいました。
しかしながらそこは工業地帯だけあって騒音が酷く、決して練習に良い環境とは言えませんでした。
今以上に劇団かかし座の舞台を発展させたいという思いから、きちんとした練習場が必要だと考え、社屋を建てました。
それからは、スタッフが作品の稽古に集中出来るようになったのです。
そんな劇団かかし座に対する私の想いが社屋という形で実現し、その想いがスタッフに通じたことで皆に認められたんだと思います。
この社屋がなければここまでの活動は考えられませんでした。
また、父が残した人脈にも助けられましたし、音楽を十数年やってきましたので、音楽的知識や経験の蓄積も役に立ちました。
挫折を乗り越えるためには、あきらめないこと。
ダメと思ったらダメですからね。
日々失敗していますから、むしろ失敗の方が日常で、上手くいったっていうのは非日常なんですよ。
現実感を何かで持てれば、自分で動く起動力になると思います。
例えばアルバイトをして一時間働くと千円貰えるという時に、自分が一体何の役に立ってどういう理由でお金をくれるのか。
人の為に役に立てることや、それに対して自分は何が出来るかを考えることが大事だと思います。
そして、神様って多分居るんだなって僕は思っているんですよ。
小さい頃から、自分以外のものは全部神様で、人生は試験期間中で自分を見ている何かが必ずあるっていう風に、見られている意識を何となく持っていました。
恥ずかしいことは出来ない。
そういう感覚ってとても大事だと思いますね。
◆劇団かかし座夏の主催公演
『KAKASHIZA SPECIAL SUMMER 2014』開催!!
座・高円寺2にて、7月29日(火)?31日(木)の3日間で影絵劇2作品と映画の特別上映を行なうスペシャルなイベントを開催!
今夏だけの特別なパフォーマンス
「Hand Shadows ANIMARE +Plus」!
様々な「プラス」を合言葉に、手影絵の世界をより楽しめる新作や、ゲストを迎えてのプログラムをご用意!
【ゲスト】
石井 孝治(フルート奏者)
川島 由美(ソプラノ歌手)
チケット取扱い:ローソンチケット、劇団かかし座チケットフォーム
主催・お問い合わせ:劇団かかし座 TEL:045-592-8111
会場:
座・高円寺2(杉並区立杉並芸術会館)
杉並区高円寺北2-1-2
座・高円寺地下二階
◆KAKASHIZA SPECIAL SUMMER 2014 特設サイト
http://www.kakashiza.co.jp/event_etc/evnt2014sum/index2.html
◆劇団かかし座ホームページ
http://www.kakashiza.co.jp
◆YouTube
http://www.youtube.com/KAKASHIZAjp
◆Facebook
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