本日登場するスゴい人は、第17代WBC世界スーパーフライ級王者。
「ラスト・サムライ」の異名を持つ元プロボクサーだ。
彼は、サラリーマンから「リングに上がりたい」という想いだけでジムに入門。
それから世界チャンピオンにまで登りつめた!
二度の防衛を果たしたのちに引退を表明。
しかし、その後引退を撤回して奇跡の復活を遂げた。
さあ…
元プロボクサー
川嶋勝重様の登場です!
「引退表明後に奇跡の復活!」
高校卒業後は地元企業で働いていました。
ある日、同級生がプロボクサーになったというので応援に行くと、それまでテレビで見ることはありましたが、生のリングとボクシングを見るのは初めてで、とても感動しました。
友達は負けてしまいましたが、その時の感動を忘れられず、プロボクサーになることを決意しました。
両親からは反対されましたが決意は揺るがず、会社を退職して、バッグひとつで横浜の友達の家に転がり込みました。
ボクシングを始めたときは、世界どころか日本チャンピオンを目指す気持ちも無く、ただ「リングに上がりたい」という想いだけでした。
大橋ジムに入門し、センスが良い人は半年くらい経つとプロテストに受かるのですが、大橋会長に「自分もプロテストを受けたい」と言ったときにダメだと言われてしまいました。
しかし毎日練習を重ねるうちに、自分でも上手くなっている実感が出てきて、会長から「アマチュアの試合で勝ったら受けて良い」と条件を提示されKO勝ち。プロテストを受けることができ無事に合格しました。
そして、2004年にはWBC世界スーパーフライ級で王座を取り、その後2度の防衛に成功しました。
3度目の防衛戦で敗れたあと、引退を決意しました。
引退表明後、テレビで偶然「四国八十八ヶ所巡り」を見て、「一週間で行ける所まで行こう」と思い、四国お遍路に出発。
一人で歩いていると色々気づきがあり、歩いている途中でたくさんの方に励まされて、「今度は周りの人を喜ばせられるボクシングをしよう」という想いでボクシング復活を決意。引退宣言を撤回しました。
ボクシングで一番辛いことは「減量」ですね。
自分の場合は2週間で8キロ落とすのが目安でしたが、短期間で落とすのは良くないと思い、一度減量期間を1ヶ月間にしてみたら、それでは精神的に耐えられず、試合の4日前にどうしても我慢できずに食べてしまいました。
その時はどうにか計量をパスしましたが、辛い事も色々な方法を試し、自分にあったやり方を見つけてやっていくのが大事だと思います。
私が世界チャンピオンになれたのは、決して自分だけの力ではありません。
大橋ジムの大橋会長、松本トレーナーをはじめとするジムのスタッフ、ファンの皆様、スポンサー企業の皆様、そして家族の支えがなければできませんでした。
引退後は、妻と一緒にアクセサリー店をしながら、ボクシングを教え、企業や学校からご依頼を頂いて講演をしています。
私のボクシング生活の話をすることが、これまでお世話になった方々への恩返しだと思っています。
◆川嶋勝重夫妻のオリジナルジュエリー・リング – ホームページ
http://ring-kawashima.com/
◆川嶋勝重ブログ
http://blog.ring-kawashima.com/
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