メイドインジャパンの文化である“梅酒”
一般家庭でも手軽に作れるため、愛飲されている方も多いであろう。
本日登場のスゴい人は、自ら日本で唯一の「一般社団法人梅酒研究会」を立ち上げ、代表理事としてその活動を率いるスゴい人。
現役のがん専門医師として勤務する一方、梅酒の健康面における効能や文化的側面の認知を一般に広めるべく、同研究会を立ち上げた。
さあ…
一般社団法人梅酒研究会
代表理事
明星智洋様の登場です!
「梅酒を國酒に」
岡山に生まれ、祖母に大変可愛がられて育ちました。
祖母がいつも梅酒を漬けていたのは、今でも記憶に残っています。
そんな祖母も、私が高校生の頃がんに罹って亡くなり、これが医師を志望する動機となりました。
その後、医学生となってから、祖母のことを忘れないために自分でも実際に梅酒を漬けるようになったことがきっかけで、市販される梅酒のコレクションも始めました。
多い時には300種類も収集し、部屋中が梅酒の瓶でいっぱいになりました。
医師として勤務し始めてから梅酒を飲み比べ、その微妙な味わいの差がわかるようになりました。
医師の立場から梅の健康への影響にも着目し、「これはぜひとも多くの方に知っていただきたい」という思いから、11年前に梅酒研究会を発足しました。
当時の発足メンバーは私を含め5名でしたが、それぞれ転勤・結婚を機に研究会から離れてしまい、しばらくは一人で細々と活動する時期が続きました。
一人でも活動を続ける私を見ていた高校時代の同級生や、現在の研究会理事のメンバーたちが手伝ってくれて、全国梅酒まつりや全国梅酒品評会などの活動につながりました。
5年前に東京の飯田橋に「梅酒ダイニング 明星」を開店、また3年前には梅酒研究会を一般社団法人化し、月に1度料理と梅酒のマリアージュを楽しむ定例会を設けています。
おかげさまで開催回数も59回を数え、都内では「梅酒といえば明星」と認知されてきました。
現在、梅酒研究会では、国内外への梅酒文化の普及をはじめ、全国の梅酒大会のプロデュース、企業・地域・メディアへの協力などの活動を行っております。
そのうち代表的なものが、かの菅原道真公が梅を好んだことにちなみ、全国の天神・天満宮など、ゆかりの神社で開催している「全国梅酒まつり」です。
昨年・今年と2年連続で、九州・太宰府天満宮にて「全国梅酒まつりin福岡」を2月に開催しました。
今年はメディアにも取り上げていただき、4日間で約1万人の方々がご来場くださいました。
全国梅酒品評会では、蒸留酒ベース・日本酒ベース・ブレンド梅酒など7つのカテゴリーに分類した各種の梅酒を、酒や飲食の専門家の方々に審査いただき、プロが選ぶ本当に美味しい梅酒を表彰しています。
梅酒を造るにあたり、梅・アルコール・糖分の3要素が必要で、これらの組み合わせにより千差万別の味わいが生まれるため、酒に精通したプロの目利きが必要とされます。
イベントを通じて、商品自体の認知はもとより、受賞蔵元のPRを図り、ひいては地域や酒造業界の振興にもつなげてまいります。
梅酒は、国産の酒です。
梅酒を、日本を代表する酒「國酒」の一つにしたい、というのが私の理想です。
◆一般社団法人梅酒研究会
http://www.umeshu-sg.jp/
◆梅酒ダイニング 明星
http://www.umeshudining.com/
◆全国梅酒まつりin西宮 7/15?18
http://umeshu-matsuri.jp/nishinomiya/
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