本日登場するスゴい人は、日本の名門ボクシングジム“協栄ボクシングジム”を受け継ぐスゴい人!
同ジムは1976年の設立以来、世界チャンピオンを日本最多の12名も輩出している。
父であり創始者である前代表からジムを受け継いだ彼のボクシングにかける想いとは?
さあ…
協栄ボクシングジム会長
プロボクシング・プロモーター
金平桂一郎様の登場です!
「運は誰にも巡ってくる」
実家が商売をやっていたりすると、その商売を好きになるか嫌いになるか二つに分かれます。
私の場合はそれがボクシングジムでしたが、子供の頃からボクシングは大好きでした。
3歳の頃からジムに出入りして、世界チャンピオンを何人も育て上げたエディ・タウンゼントさんという有名なトレーナーに遊び相手をしてもらっていた記憶があります。
子供の頃からボクシングに触れていましたが、トレーナーや選手の動きだけでなく、父の動きも見ていました。
「父の背中」というフィルターを通してボクシングの世界を見ていたのです。
私は未熟児で生まれたので、ある意味甘やかされて育ったかもしれません。
でもそんな生活の中でも「勝負の世界の厳しさ」を何度も目の当たりにしました。
世界チャンピオンでも負けてしまえば一瞬で地位を失い、試合後に誰からも電話がかかってきません。
相撲であれば、たとえ三回負けても優勝する可能性があります。しかしボクシングは、いくら一生懸命に練習して体を作り、ハードな減量をして準備しても、試合に負けてしまえば、すべて一旦ゼロになってしまうのです。
こんなシビアな世界は他に無いと思います。
そんなボクシングの世界を子供の頃からずっと見てきました。
1999年3月に父の後を継いでジムを運営するようになりました。
よく「ジム運営のノウハウは何か?」と聞かれますが「執念深さ」だと答えています。
一人のボクサーに目をつけてチャンピオンにしようと思ったら、常にその想いを持ち続けて育てるようにしています。
人生において「運」は全員平等にあると思っています。
しかしその運に気づかない人がたくさんいます。
普段からアンテナをピンと張っていると、自分に運が来ているのがわかるようになります。
自分の目標を立てて、その目標に向かって一生懸命に動いていると、「今がチャンスだ」という時期が必ずあります。それに気づくかどうかが大事なのです。
1959年に海老原博幸(元世界フライ級王者)に天与の才能を見出し、繁盛していたとんかつ屋を畳みジムを開いた父も、閃きから運を捕まえたひとりです。
運は誰にも巡ってきます。自分の閃きを信じて捕まえてください。
先日大きなボクシングの世界戦がありました。
それを観たときに「自分もプロモーターとして世界で勝負したい」と思いました。
今後ボクシングをもっと発展させて、アジアにもラスベガスのような拠点を作りたいと考えています。
◆協栄ボクシングジムオフィシャルウェブサイト
http://kyoei-gym.jp/