サーフィンの世界でレジェンドと言われるスゴい人!
数十年前、ある一人の若者がカリフォルニアに渡った。
そこで出逢ったスポーツが、サーフィンだった。
日本では誰一人サーフィンをしている人は居なかった。
サーフィン文化が日本に芽生えた瞬間だった。
日本サーフィン連盟の第一号。
そして、サーファーたちは彼に対し、賞賛と感謝を込めてこう呼ぶ。
“サーフィン界のレジェンド”
さあ、阿出川輝雄様の登場です!!
「Best wave」
海外一般渡航自由化の前年、昭和39年、21歳の僕は落第を隠すためアメリカ行きを決める。
神田明神下で育った僕は幼い頃からアメリカ文化に興味があった。
費用は親を説得し何とか工面行く理由・・
「遊ぶ為、何かしらの夢を見つける為にアメリカに行く」
とは到底言えない。
どうにか説得に成功し渡米。
観光地ではなく本当のアメリカを見たく色々な土地を訪れた。
その1つがレドンドビーチ、海水浴を楽しむ人は誰1人としていない。
サーフィンを楽しむ人ばかり。
これは日本に無いもの!新しい物! この文化を日本で広めよう。
日本に戻りサーフボードを作ろうにも設計図も原材すら無い中、試行錯誤しながらの作業だった。
道路や公園が作業場、一筋縄では行かなかったが本物を見ている自分は知識も経験もあったから、絶対に成功する自信があった。
品質にこだわり続けたことで生き残ることができた。
ところが順風満帆とはいかず、2003年脳梗塞で倒れたんだ。医者から一生車椅子生活と言われたがもう一度、海に触れたい。波に乗りたいという。
強い気持ちでリハビリをした今では歩けるし、小さい波ならサーフィンも出来る。
サーフィンは危険だから面白い。危険じゃなかったら単なる遊び。
同じ波は二度とないし他のスポーツとは違う。
波は生きている。生き物に乗ってるのと同じなんだ。
そして、サーフィンをめいいっぱい楽しむのと同時に自分の仕事にも、一生懸命に向き合い、楽しむんだ。
一生懸命、仕事をやること。仕事で成功する必要が僕はあると思う。
ホームレスみたいな生活をして、サーフィンをしたら子供が憧れないもの。
2010-05-26
取材:櫻井智之
タグ:スポーツ・格闘技
こちらのスゴい人もオススメです
日刊スゴい人!をフォローする