2010年ワールドカップ開催国の大使を務めるスゴい人!
南アフリカといえばアパルトヘイト、差別問題、暴力、貧困。
このようなイメージが強かったが・・・
近年、地球の最も新しい市場として、世界中から注目を浴びている。
さあ・・・南アフリカ共和国、特命全権大使、ガート・ヨハネス・グロブラー様の登場です!
「UBUNTU ウブントゥ 深い絆」
学生時代に、アフリカ諸国や他の国々を旅行しました。
紛争状態の国、貧困に喘ぐ国、衛生状態が良くない国、教育水準の低い国を目の当たりにしました。
同時に私の国には人種差別があり、混乱や緊張関係がありました。
しかし、マンデラの様な強力な指導者がいたことを幸運に思います。
心の底から南アフリカが民主化し、人々が平和に暮らせることを嬉しく思います。
南アフリカの人々の役にたちたい、これが今の仕事を選ぶきっかけでした。
貿易・投資をすすめれば、雇用が生まれ人々の生活が向上する。
自分の活動が、アフリカから貧困を取り去り、平和をもたらすことに貢献できると思えた時に大きな達成感を感じることができます。
アフリカは、紛争や貧困問題もありますが、それぞれの国は、硬い絆で結ばれています。
あなたあってこその私、私がいるから、あなたもいる。家族だけでなく他人のことも含めて、お互いを思いやり、分かち合い、協力し合う精神がアフリカにあります。
アフリカとは、ひとつの大きな村なのです。
あなたが、知らない人の家を急に訪ねたとしても、笑顔で向かえいれ、夕食をご馳走してくれるでしょう。
アフリカの人々は、ボロボロの服を着ていても、笑顔でいられるのは、人と人との深い絆があるからです。
私たちは、この絆と精神をUBUNTU(ウブントゥ)と呼んでいます。
アフリカの諸国と比べると、日本は教育水準も高く、非常に豊かで、恵まれている国だと思います。
また、技術力や経済面でも、世界に誇るものがあると思います。
日本人は、自分の国をもっと誇りに思っていいんだと思います。
私は、これからも日本と南アフリカの橋渡しを行い、アフリカ諸国全体の発展のために、尽くして行きたいと思います。
2010-12-20
取材:編集部
タグ:外交官
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