漫才ブーム、グルメブームを生み出した料理評論家
漫才ブームの仕掛け人、そしてグルメブームの火付け役。そのスゴい人!が口にするコトバが、「誰もやってない仕事を創れ!」いまや、日本を代表する料理評論家ではあるが、そのきっかけとは?
誰もやってないことを職業にしたからこそ、言えるコトバがある。
さあ、料理評論家 山本益博様の登場者です!
「最高の人を見ろ!」
生まれは浅草。周りには職人が多かった。学校の行き帰りには扉がひらきっぱなしのお店か職人の様子が見えた。自分の人生が変わったのは中学校の時。越境と言って、本来の学区内の外の中学校に入学した。その中学校こそ、開成中学などを目指していた優秀な学生ばかりが集まる学校。しかも、マンモス校。その第一回目のテスト。自信はあった。しかし・・・結果は、最悪。手応えもあったにも関わらず、周りのレベルが高すぎた。人生で、早過ぎる挫折。これをきっかけに勉強を辞めた。それほどまでのショックだった。
そして、友達の影響でクラシックにハマった。中学校3年間で、1500曲以上聴いてまとめたノートが約5冊。あまりにクラシックにのめり込みすぎ、高校受験に失敗して、ついには、親からクラシック禁止令。
大学では落語にハマった。卒論ですら落語。しかし、この卒論こそ、人生を変えるきっかけ。朝日新聞の記者の目にとまり、寄席のコラムを任された。この経験を肥やしにテレビの世界へ。漫才で今までにない、
面白い番組を作ろうか!こうしてプロデュースした番組『花王名人劇場』が世の中に、漫才ブームとなって広まった。
今、僕がやっている仕事だって、世の中に“食べる職業”はないな!っていう思いつきから。すべてのきっかけは、中学校の早過ぎる挫折。失敗したあとこそ、次なる行動をしよう!
僕はこれからも最高峰の人たちに会い続け、やりたいことをおもいっきりやろうか!
2011-09-08
取材:只石昌幸
タグ:料理
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