日本で初めてコルセットやボディスーツをオリジナルで作ったセレクトショップBaby Doll Tokyo
本日は、Baby Doll Tokyoをたった一人で立ち上げ、ファッションの中心地 原宿で12年間お店を営むスゴい女性が登場する。
扱う商品のテーマは3つ。クラシカルなヴァンパイア・ムービーを彷彿させる「ゴシック」バーレスクダンスの衣装をメージした「バーレスク」実衣料ではなかなか使用しない素材を用いボディ・ラインにフィットした「フェティッシュ」。
BabyDollの商品は、杉本彩さん、浜崎あゆみさん、深田恭子さんなど多くの著名人に愛されている。あのレディ・ガガの来日ではステージ衣装も手がけた。最近では、吉田カバン・BEAMSとのコラボレーションバッグやPEACH JOHNとのコラボレーションライン“BABY JOHN TOKYO”ブランドを立ち上げた。
謎めいた印象の彼女だが、本日はファッションに目覚めた幼少期のお話も聞かせていただきましょう。
さあ・・・セレクトショップBaby Dollオーナー、緑川ミラノ様の登場です!
「おしゃれは女性にとっての生き甲斐」
おしゃれに目覚めたのは子供の頃。七五三の時にベルベットのスーツに網タイツ、レースの手袋に黒いベールのついた帽子をかぶって写真を撮りました。
その時に、手袋から透ける自らの手を見てうっとり酔い痴れ、「私が大人になったらこういう格好の女性になりたいな」と感じました。
中学生の頃から「装うこと」に興味を持ち、流行や他人の目を気にせず我が道を極めたいと思い、その頃好きだったゴシック&ロリータのスタイルを満喫しておりました。
高校生時代は地元にある憧れのショップでのアルバイトをさせていただき、卒業後、ホテルの制服と雰囲気に魅力を感じ、東京のホテル専門学校へ入学致しました。周りの友人と同じような普通の服装をし某有名ホテルでもバイトをさせていただきました。
そのまま普通に就職の話も有りましたが在学中に刺激的な出逢いがあり、180万人分の1人(地元岡山の人口)から1300万人分の1人になったことを改めて感じ、焦燥感が生まれてきました。「私が本当にやりたいことはこれでいいのか」。
いろいろと考えた末に、今世の中に無い私の好きなコルセットなどのアイテムを集めたお店を作ろうと意を決したのです。特に苦労が多かったのは、オリジナル商品の制作です。
職人さんに制作をお願いする時には、職人さんにもこだわりがあるのでなかなかお互いが納得できるものが仕上がらない事が多々あり試行錯誤の繰り返しでした。相性の良い職人さんに出会うまでは長い道のりでしたね。
大変なこともありますが、“美しいと感じること。”が私に活力を与え、お客様が私の元気の源。いらっしゃったお客様の喜びの姿を見るともっと良い物を作りたいと思い、すごく励みになっております。お客様にとっても、BabyDollTokyoが発するイメージやアイテムで楽しい気分を味わって頂けたら嬉しいです。
ですので、デザインをする時には必ず気分の良い時にしております。目には見えませんが、きっとそういう波動が伝わると思うのです。緑川が扱っているアイテムも今では非日常のものですが、コルセットなどは中世のサロン文化では日常的に使われていました。少し前までは奇抜だと言われていたものが、今ではスタンダードになっている事もあります。ですので、「温故知新」と言う言葉を常に大切にしています。
今後は、学校や企業の制服やユニフォーム、スタイルブック製作など、後世に残るものに挑戦してみたいと思っております。
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