日本王座3階級制覇を成し遂げたスゴい人が本日登場する。
彼が獲得したのはライト級、スーパーライト級、ウェルター級の3つのタイトル。
彼がボクシングを始めた頃は真面目に練習に通わなかったが、あることをきっかけとして、彼はボクシングと真正面から向きあうようになった。
彼がボクシングと向き合うようになったきっかけとは?
さあ・・・セラピー5Sボクシング塾長 前田宏行様の登場です!
「本気で生きる」
知人からボクシングジムを紹介されたのがきっかけで、ボクシングを始めました。
ジムでは誰もボクシングを教えてくれず、入所から10日後、初めてスパーリングをしました。
でも、1発もパンチが当たらない。
やらないとやられてしまうから、独学で学ぶしか無かったんです。
編み出したのは、覚悟を決め、パンチを避けず、オデコで貰えばパンチが見え、あごを引いているのでさほど効かない、というものでした。
プロテストに合格したら辞めようと決めていたのに、合格直後、翌月の試合が決まったと言われ、逃げたと思われるのが嫌で出場。
何と、デビュー戦でKO勝ちしてしまいました。
2戦目は大手ジムのホープに1R KO勝ち!
その後6戦目でボディーを打たれダウンを取られました。
立ち上がれたけど、面倒くさくなり起きなかったんです。
試合後、ぶっ倒された訳じゃなく自ら試合を諦めた事が悔しくてたまりませんでした。
9戦目でノーランクの自分が日本ランカー1位に勝ってしまいました。
そして12戦目、あっという間にライト級のチャンピオンになってしまいました。
努力をしていなかったので、記者会見時、
「俺みたいな人がチャンピオンになるなんて日本のボクシング界は終わりですね。」
って言っちゃったんです。
今振り返ると、何様かと思いますよね。
26歳の頃、会社勤めをしている友人も仕事にのめり込んで遊べなくなり、お世話になった先輩が網膜剥離で志半ばでリングを去る姿を見て、「俺は何をしているのだろう」と思い、やっと真剣にボクシングに取り組むようになりました。
それがきっかけとなって、スーパーライト級、ウェルター級と2つのベルトも手にすることができたのです。
格闘技界だけでは視野が狭くなると思い、自らサラリーマン社会に入りました。
しかし理不尽な事に納得出来ず従わなかったために、自分の存在価値を否定され続け、次第に鬱気味になっていきました。
その改善策としてメンタルケア心理士、ケアカウンセラーを学び、客観視して心を磨きました。
生きる場所はどこにでもあるけれど、不適材不適所の場所で自分を殺し偽りながらでは熱く活きられない。
俺は偽りの自分ではなく本気で活きたいんです!
サラリーマンを五年経験し視野を広げ、心を磨き新しい事にチャレンジします。
アクションなくしてリアクション無し!
男前田41歳!
タグ:元プロボクサー