ラグビーの世界において、選手として指導者として活躍を続けている本日登場のスゴい人。
小学3年生からラグビーを始め、中学時代には東日本中学生大会で優勝。
高校3年生の頃には高校日本代表としてニュージーランドに遠征。
明治大学ではキャプテンとしてチームを大学日本一へと導いた。
1988年には15人制ラグビー日本代表に選出され、2000年にはフランスに渡り、日本人初のプロ選手として活躍。
2009年からは明治大学ラグビー部の監督となり、関東大学対抗戦を14年ぶりに優勝に導いた。
2016年リオデジャネイロオリンピックから7人制ラグビーが正式種目になる事が決定した。
かつてラグビーは、アマチュアのメジャースポーツだった。
オリンピックで日本人選手が活躍することで、ラグビーの素晴らしさを伝えたい。
その思いから、彼は立ち上がった。
さあ・・・サムライセブンLLP代表 吉田義人様の登場です!
「文武一道」
2009年、私は母校明治大学ラグビー部の監督に就任しました。
北島忠治監督の引退後、ラグビー部の成績は低迷し、2008年には24年ぶりに大学選手権出場を逃していました。
私は「明治の矜持を取り戻す」という目標を掲げ、生徒達が優勝という成功体験を通じて自信と誇りを持って社会に出られることを目指して指導を始めました。
その年の10月、7人制ラグビーが、2016年のリオデジャネイロオリンピックからオリンピック正式種目になる事が決定。
私は“心の中で”ガッツポーズをしました。
これは、ラグビーを世界中の人に知ってもらう絶好のチャンスです。
しかし、当時はまだ明治大学のラグビー部を率いて目標に向かっている真っ最中でしたので、先ずは15人制のラグビー指導に集中することが最優先。
だから静かに、心の中でガッツポーズをしていたのでした。
指導4年目で、明治大学は14期ぶりに関東大学対抗戦優勝を掴む事ができ、私はひとつの自分の役目を果たし区切りを着けました。
沢山の皆様から頂いた「ありがとう」の言葉は計り知れないほど大きな励みになりましたね。
そして、次はオリンピアンを私が育てよう、と大志を抱いて新しいプロジェクトを始めました。
2016年のリオデジャネイロ五輪、そして、2020年の東京五輪で活躍する7人制専門の選手を育てるのです。
オリンピック選手の育つ環境を作る為、7人制ラグビーの普及とチームの保持を求め、4ヶ月かけて縁のあったいくつかの企業に「ラグビーチームを所有してラグビーを通じて人材育成をしませんか」と話しに行きました。
私自身、大学卒業後は伊勢丹に入社して、会社員とラグビーの両輪で走ってきました。
スポーツに育ててもらったという思いもありますし、仕事を通じて色々な人とかかわる事で社会人としてのバランス感覚を養いました。
仕事のキャリアを構築していくことで、引退後も職場で必要とされる存在になると確信しながら二足のわらじでやり切った自負はあります。
2年後の五輪予選で勝てるチームを目指すには、先ずは、環境整備は必須です。
トップアスリートの大多数は20代、その世代がスポーツに打ち込める環境として企業スポーツでチームを作るべきと思ったのです。
多くの企業が私の取り組みに賛同してくれた結果、「選手を社員として雇用する」という形で現在10社程が、雇用をはじめとして様々な形態で応援して下さる事になりました。
それから、身体能力の高い野球や陸上の短距離走など他競技からも、
7人制ラグビーに適した能力を持つアスリートに声をかけつつ、昨年末には独自のトライアウトを開催し、約50名が挑戦してくれて、将来有望な選手たちが続々集まって来ました。
今年4月にはいよいよ活動がスタートし、まずは2016年のオリンピックに向けてチーム一丸となって夢に向かっていきたいと思っています。
今後のサムライセブンへの熱いエールを宜しくお願いいたします。
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