アフリカ大陸の今を命がけで伝える、国際ジャーナリスト
アフリカの野生世界と時事問題の両面から、「今」のアフリカを追求し続けている国際ジャーナリスト。
ソマリアの海賊の取材にも単身で乗り込み取材を続ける。
ソマリアは世界一危険なところ。
銃の撃ち合いは、日常茶飯事なのでニュースにすらならない。先日もカナダ人ジャーナリストが誘拐された。
自らの命をかけてまで、アフリカの「今」を伝える理由とは?
さあ、大津司郎様の登場です!
「世界屈指の危険地帯に飛び込み続ける理由」
ソマリアとの付き合いは1970年、学生時代のアフリカ農業実習に始まる。
日本にはあまりにも世界の情報が無く、現実を知らなすぎるし、知ろうとしていない。
メディアも視聴率が取れないから放送しない。
そんなことずーっとやってたら、外が見えなくなる。視野が狭くなる、元気が出なくなる。
知らないこと、見えていないことにこそ、チャンスがある。
もっと外に目を向けてみませんか。
もっと日本に外の風を入れたい。
そして、日本が元気になって欲しい。
難民問題、資源争奪、食料問題、内戦、貧困など、人間が直面している問題の最前線がアフリカにはある。
だから私はソマリアを取材し続けるし、中国や欧米の国々からもこぞって取材に来ている。
もちろん命にかかわる類の危険なこともある。
幾度も取材を重ね、アフリカには強いコネクションがあるが、いまだにお金を払っても安全を保証されるなんてことはなく、自分の安全は自分で守るしかない。
日本だと感じることは少ないが、運転手、ツアーガイド、取材相手、場所など、その人が信用できるか、安全かは全て自己責任。
突然所持品を…ましてや命すら奪われかねない…
だからソマリアのような、危険な国で活躍している人は強い。
欧米諸国はじめ、アジアの国々からビジネスチャンスを求めて、
危険を冒してまで来ているが、そこに日本人の姿は見当たらない。
紛争地域で生き抜くために、知恵、判断力、情報、意思決定が、各々に備わっているんだ。
本当にパワフルで感覚が研ぎ澄まされている
安全大国日本で暮らす皆に彼らのように、強く生きる知恵を学んで欲しい。
そして日本を何とか元気にしたい!
その思いがあるからこそ、私は今日もソマリアの‘今’を伝えるべく、世界屈指の危険地帯に飛び込んでいくのです。
2009-12-11
取材:編集部
タグ:メディア
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