進行性筋ジストロフィーと闘いながら、不自由を持った方の生活に光を与えるスゴい人!
“進行性筋ジストロフィー”
体中の筋肉を破壊していく恐ろしい病気。
年齢、遺伝などに関係無く、急に発症する病気。
現在、世界中で治療法さえ不明な未知の病。
人はこの病気に選ばれた時、どう感じるのか。
“本当にピンチなのか”
日々、進行する病気。
明日には歩けなくなる。明後日には何も持てなくなる。
だから、どうした!
ピンチの裏には必ずチャンスが隠されている!
さあ、春山満様の登場です!
『人間は本来強い。豊かさの中で弱りたがっている』
24歳で不動産の小さな事務所を立ち上げました。
25、6歳の時チャンスを中々つかめなくて、5億円の借金を抱えていました。
ちょうどその時、手足が急に冷えてきました。体の調子がおかしいなと思い、兄のすすめで病院に行きました。
細胞が徐々に破壊されていく病気だと診断されまもなく車椅子生活になるとの宣告を受けました。
治療の方法は確立されておらず、リハビリもできない。『今日できたことを、明日も続けていく』ことを意識することしかできません。
その時フッと頭をある考えがよぎりました。車椅子生活になる前に、車椅子を押せる社員を雇えばいいのではないか?
ペンを持てなくなる前に、代わりに書いてくれる社員を雇えばいい。
切り替えないと生きていけませんでした。
後は時間との勝負でした。
29歳の終わりには、社員を雇う余裕ができて、一息つくことができました。
そこから、自分の経験から体に不自由を持った方向けに商品を集めた、総合デパート、ハンディコープを作りました。
その後ハンディネットワークインターナショナル(HNI)を設立し、介護・医療のオリジナル商品を開発・販売しています。
人には抗えない宿命があると思います。
宿命に悲しみ、恨むことを私はしませんでした。運がいい人悪い人という話を良く聞きます。
運を突き放す人は、全ては自分に原因があるのに、そのことを忘れて、周りのせいにしてしまいます。豊かさという魔物が人のこころを蝕んでいますね。
仕事でもより好みをするのでは無く、とにかくやること。
自分が変わらないと世界は変わらないですよ!
2010-04-30
取材:編集部
タグ:ビジネス・経営者
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