建築の世界で“継続は力なり”を証明したスゴい人!
ただ、自分の力を試してみたい・・・
ただ、挑戦したかった。
20代の頃、金も無く、経営のノウハウもなく、クライアントもなく、ないないづくしから無謀にも独立。
そこから世界的に求められる建築家となった男が今日、登場する。
好きなことをやり続ける覚悟とは?
好きなことでお客様を心から喜ばすこととは?
さあ、日比野正夫様の登場です!
「感動・夢・笑顔」
全ての仕事は人との出会い一期一会を大切にすること、人と出会い、話ができる瞬間をどう扱うかだと思っています。
相手が求めるものは何であるか、それを理解したうえでその答えをどう表現するか、どのように伝えるかが大切。それができてこそ提供するものの中に“なるほど”と喜んでもらえるアイディアを織り込むことができます。
独立したての頃のある日、銀座のレストランの1コーナーを改装したいとの無報酬に近い小さな小さな仕事が舞い込みました。一生懸命に考え、研究し、竣工した時にはクライアントはとても喜んでくださいましたし、別の大きな仕事を任されました。
それが有名誌にも掲載され、様々な人との繋がりや依頼を頂きました。きっかけは小さな仕事でしたが、自分の熱意と責任を注ぎ込むことで大きな仕事に結びつくチャンスにすることができました。
しかし、良いことばかりが続くわけでもなく、そのレストランの空調に深刻な問題が生じました。
私は全力を挙げて原因を調べ、問題を解決、施工主に謝罪と報告をしました
するとその間の私の行動を見ていた施工主は、「やはり君に任せてよかった」と 言ってくれたのです。
失敗を逃げずに対処することで信頼を得るチャンス繋げることができたのです。
これら全てのエネルギーの元はいつも“ 感動と夢”です。
ジャンルを問わず身のまわりに転がっている小さな感動は、間違いなく“夢”を生むエネルギーです。
お金やバックボーンが無くったって、感動と夢は、誰の中にも、いつでも生まれうるのです。
私も毎日の感動の中から、次はどんな夢が生まれるのか、毎日をワクワク笑顔で生きています。
最後に私はスゴイ人ではありません。
運の良い、好奇心と自己顕示欲が人一倍強いただの努力家です。
2010-06-25
取材:山縣かほり
タグ:ビジネス・経営者
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