北海道から世界へ!ビジュアライゼーションのプロフェッショナル
何百人ものスタッフの溢れる才能と技術と感性を纏め、思いを形にして何千人もの観客をハッピーな気持ちで満たして・・・流行を発信する。
札幌のファッションショーの裏方からイベント業界に入った男は、今や誰もが知る有名ラグジュアリーブランドのショーを手掛けるまでに。
さらには、歴史に残る洞爺湖サミットでの大役も任される程に。
そして来年開催の関西コレクションの総合演出では、北海道から、彼が取り仕切りに掛かる。
札幌だけではなく日本全国に彼の人気が飛び火している・・・
そんな男にも、あったのだ。迷える子羊時代が。
さあ、岩田圭悟様の登場です。
「お金を追うより、その向こうにあるハッピーを追う」
23歳。フリーター。パチプロ。お金が足りなくなったら警備員のバイト。
たまたま先輩に誘われて参加したファッションショーの裏方が、思いのほか自分にあっていると感じ、その頃からイベント業界にいます。派手な世界です。
モデルにごはん奢ってあげてイイ顔したり、身なりも相当に見栄を張りまくりました。
収入では到底足りず、借金が増え、気がつけばローン会社のカードが増えて扇子ができるくらいになりました。
それなのに私は、400万円の借金を嫁に黙ったまま結婚。さらになんと、私達は、新しい命を授かりました。
それでも嫁にも内緒で借金抱えて黙って暮らしていました。
気持ちが弱ってパチンコへ行き、当然ドツボにはまって、お金だけ使って帰宅することも(苦笑)
ある日、利息返済を延滞し親と嫁にばれます。
そりゃ、当然怒鳴りまくられますが、なんとそこで私は逆切れ。
己の作った借金、自分で返すわー、と。
このままサラリーマンやっても絶対返せないと思って・・・初めて自分で何とかするという気持ちになりました。
自宅に営業所を置き、一社目の会社。ドンクエンタープライズを創業しました。
当たり前のことを当たり前にきっちりやる、これを徹底して、半年で、600万の借金返済です。
対価プラス付加価値をつけ続け、信用をこつこつ積み重ねました。
そして一所懸命やって、失敗した時は時間を空けず、
即座に正直に謝る。黙っておかず、嘘をつかず放置せず、正直にね。借金がばれたときの教訓でしょうか・・・
以前は借金だけはあって人から信用を集めることができなかった、そんな私が何千人もの人の笑顔を集められるようになった。
人を集めることはお金を集めることよりも、うんと難しい。
心が繋がっていないと、集まらない。人が集まらないのは何よりも寂しい。
お金を追いかけるのではなく、笑顔を追いかけ、世界最高峰で活躍する有名デザイナーの右腕になりめっちゃハッピーな日本一のイベントを打ち出します。
2010-11-04
取材:編集部
タグ:ビジネス・経営者
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