芸能界最速の男と言われるお笑い猫男
ラッセーラーラッセーラー
赤地のTシャツに「猫魂」。トランクス一丁に裸足。そして、舞台に登場するや、「ニャー!」。
あのテレビでおなじみのお笑い芸人。
でも、その舞台への道のりは決して、天性のものだけではなく努力、努力、努力。そしてその努力は彼の新天地“マラソン”の世界においても花を咲かせた。
各国のマラソン大会で、日本人一位の記録を連発。
結果、ついたネーミングが、“芸能界最速の男”
カンボジアに国籍を移してロンドンオリンピックを狙うという・・・
2年後、私たちは男の猫魂をオリンピックの舞台で見ることになる・・・!?
さあ・・・猫ひろし様の登場です!
「一発入魂?点は必ず線になる?」
千葉の田舎町で生まれ育ち、東京の一人暮らしに憧れ、東京の地名がついている
“ 目白大学”に合格しましたが、大学所在地は埼玉県。
完全にリサーチ不足でした。
目的地から少し外れましたが、晴れて一人暮らしを開始した僕は
毎週TSUTAYAにボストンバックを持参し、1週間分のビデオをごっそりレンタル。
1日4本ペースでとにかく舞台やお笑い系を見尽くしました。うーん、インドアですね。
体型が同じ父親にリクルートスーツを借りて、それなりに就職活動をするかと思いきや、予定していた面接には行かず、大学4年生は通学しながら付き人をし、卒業式の次の日に舞台に立ちました。
いわば、新卒で、芸人になったわけです。
いきなり稼ぎがあるわけではなく、極貧生活の中で多種多様な職種のバイトを経験しました。
しかし、人より多くネタを書く時間を確保するためにバイト時間を最小限にし、
生活水準(出費)を最低レベルまで下げました。
食は自然と質素になり、栄養価は卵とチーズで摂取。
共同玄関・共同便所・フロ無し・六畳一間の部屋に、体重100キロの大型芸人と同居して、
彼が勢い良く寝返りを打つと僕は潰されてしまうという、体を張った共同生活。
28,000円の家賃を二人で支払い。
売れるには、当然人よりたくさん努力すべきと思い、同じ位の芸人さんが月20本舞台にでていると聞けば
自分は30本出る。人が3時間ネタを書いているとしたら、僕は4時間書く。
ライブに超過密スケジュールで出まくり、一発入魂を重ね、面白さやインパクトを分析しまくりました。
努力は、ひとつだけとって見れば、ただの点に見えますが、必ず線になることを単独ライブをやれるようになった時に気がつきました。
努力は裏切らないと思います。一生懸命に好きなことに対して、つらい努力すらも自然にできるようでありたいな、と思っています。
何事においても深く考えすぎず、シンプルに真面目に。
結局、努力した人が勝ちだと思います。これはマラソンでも同じ。ゴールに近道はありません。人より多く走り、努力を重ね、たどりついた先にはまた新しい世界が見えるでしょう。
2010-12-01
writer
タグ:芸能人
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