ホスト業界初のボランティア団体を発足したスゴい人!
夜鳥の界、そしてラフレター。
これらは、あるカリスマホストが立ち上げた活動。
歌舞伎町で定期的にホストが集まってゴミ拾いの清掃活動。
さらには、水商売の若者たちから言えなかった“ありがとう”を代弁し大事な人に届ける活動、
“ラフレター”は書籍化もされた。
印税などの収益は、すべて、社会貢献活動に寄付。
様々な世界に、アツく他人を思いやる優しい日本人は存在する。
さあ・・・手塚真輝様の登場です!
「きっと誰もが敗者復活戦」
小、中学校、オール5で優等生でしたが人見知りでした。
高校は埼玉県内の進学校に進み、ラグビーばかりしていました。
医者を目指して受けた医学部に落ちて、東京で浪人しながら出会ったバイトが水商売でした。
今まで優等生でいた自分とは、真逆なことを望んでいたのかもしれません。たまたまホストをしたら、1週間1ヶ月、と過ぎる中、生半可に出来る仕事ではないと気づき、大学を辞め、4年間はこれだけをしようとホストに集中しました。
ホストを始めて勢いだけで7年後に独立。その時からの仲間が一人また一人と店を去っていき、
店の存続も危うくなった時に一人のホストから
「自分は他に行くところもありません。ここにおいてください。」と言われました。
彼らだけでなく、自分も居場所なんてなくて、自分も彼らが一緒に居てくれることに気づいて、そのときから真剣に仲間を思うようになってお店を継続させることが出来ています。
2004年中越地震の時に、目立ってやろうという気持ちだけで仲間と400万円集めて被災地に行きました。
田中真紀子さんに会える。
マスコミが来るなどといわれて行きましたが、結局、市の担当者にお金を渡しました。
でも、僕らを待っていたのは、本当の「ありがとう」。避難生活中のおばあちゃんや子供たちからの、心のこもった言葉でした。
とても気持ちがよかった。
この気持ちを仲間と分かち合いたい。
自分たちでできることをしようと思い、みんなを呼びかけてお世話になっている歌舞伎町のごみ拾いを始めました。これからは、ホストクラブのビジネスモデルとなるような経営方法を仲間と一緒に構築していき、社会貢献になる活動も仲間と一緒に自分たちの為にも続けていきたいと思っています。
2011-02-25
取材:山縣かほり
タグ:ビジネス・経営者
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