1990年代後半、理容業界の常識を覆す驚きのビジネスモデルが誕生した。
その名も、“10分間カット”
シャンプーや顔剃りをやらず、カットのみに特化することにより理容業界に“時間の節約と利便性の向上”という概念を取り入れることに成功した。
本日は、“10分間カット”なるビジネスモデルを世に広め、在任5年で店舗数を4倍以上に拡大させたスゴい人!が登場する。
2代目社長として、事業を継承・拡大した彼の人生とは・・・?
さあ・・・キュービーネット株式会社 元代表であり、MJ Tokyo Holdings CEO、岩井一隆様の登場です!
「守成は創業より難し」
大学卒業後は銀行へ入行、ベンチャーキャピタル業務を任され、将来性のある出資先の企業を新規開拓していました。
その時に出会ったのが開業間もない“QBハウス”です。当時はまだ10店舗ほどでしたが、
「このビジネスは面白い!」とすぐに感じましたね。
若くても社長に会えたり、何より金融の勉強が出来たので銀行の仕事はとても楽しかったのですが、1990年代後半頃から銀行が経営危機に陥ったため私の仕事がなくなってしまったのです。
「次は何をしようかな・・・」
そう思っていたとき、「ウチで働きなよ」といくつかの出資先の社長さんからお声を掛けていただきました。本当に、ありがたいですね。
QBハウスの創業者からは熱海の実家まで誘われ、一晩飲み明かして口説かれました(笑)
すでに次の勤め先が決まっていたので、その時はお断りしたのですが、数社転職をした後、再度お誘いを受けてQBハウスに入社しました。
今までの業界の常識を覆した“10分間カット”ですが、前例が無い故に、目の敵にされたりもしましたね。
「シャンプーをしないなんて不衛生だ」
と言われ、「理髪店にはシャンプー台を設置しなければならない」という、まるで“締め出し”のような規制が各都道府県に出来始めましたからね。
現在は独立し、MJ TOKYOというファストカットを売りにした店舗を立ち上げ、海外へ進出したいと考えている理容師さんの応援もしています。
日本人のような黒髪はカットが難しいと言われているのですが、これだけキレイに、且つスピーディーにカットする日本人の理容・美容技術は世界一だと、私は思っています。
日本というフィールドに留まらず、世界最高水準の日本の技術を世界、特にシンガポールやマレーシアなどのアジアで広められるよう、これからも“10分間カット”を盛り上げていきますよ!
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