東京でタクシーの遠距離料金が割引きされることはあまり知られていない。
東京ではじめて遠距離料金の割引きを導入し、最新GPSシステムを使ってお客様の待ち時間を短くし、
東京で唯一800MHz帯のMCAデジタルタクシー無線を導入した結果、配車率は他社を圧倒した。
全てはお客様の為にと迎車を簡潔に行えるシステムを導入し、リピーターの為にマイレージカードを発行した。
大空を華麗に舞い踊るコンドル・・・その飛行型は一寸の狂いもなく、コンドルグループは創業以来50年、あたかも空高く駆け抜けるコンドルのように力強く飛び続けている。
次から次に提供する独自のサービスの源は?
さあ・・・東京コンドルタクシー株式会社代表取締役社長岩田寿様の登場です!
「人生の長さは神により定まり、
人生の幅は自分の努力しだいでいくらでも広がる」
小さい頃から絵を書くことが好きでした。17才の時に二科展に入選しました。
できれば芸術家になりたかったのですが、父は事業家として働かせたかったのでアメリカに行かされました。
父の会社を継ぐつもりもなかったので、アメリカに骨を埋める覚悟での留学でしたが、転機は21才の時。
「父が亡くなった」と電話があり帰国しました。
母にアメリカに帰らないで家を継いで欲しいと言われて、コンドルタクシーを継ぐことにしました。
他で働いた経験もなく経営者になりました。
父は昔から心臓が悪く、自分が早くに亡くなることが分かっていたので、私に人を見ることや現場で経験することの大切さを早くから教えていました。
父が『この人はこのように考えているのできっとこのようになるよ。』という感じで解説して話してくれていました。また、『現場で見ろ。そして経験しろ』と常日頃から言ってくれた事は役に立っていますし、多くの人脈も残してくれました。父には本当に感謝しています。
しかし、父の遺言でもあったトロイカ体制 (当時2名の伯父と父と労を共にした社員3名と自分)で経営を行なわせた結果、業績は悪化するばかりでした。そしてある決断をしました。
課長以上の年配者に退職してもらうようにお願いしました。そして、会社の規模を半分にしました。
退職金は通常の2倍を支払うことを告げたら2週間で全員辞めてくれました。そして残った若い社員と今までやってきました。
最新のGPSシステムを取り入れたり、MCA無線(これは東京で最初に我社が許可された無線ですが、消防庁などの無線より優れています。)、長距離の割引制度や、タクシーのマイレージ制度など、新しいことを取り入れてこられたのかもしれません。結果売り上げは順調に伸びていきました。全面的に私を信頼して任せてくれた母にも感謝しています。
日本人は、石橋を叩いて渡れなどと言いますが、叩きすぎては石橋も壊れてしまいます。自分で決めたら全力を尽くすことが大切だと思います。未来のタクシーや自動車は空を飛んでいるかもしれません。自分の代で飛んでいなければ息子、孫の代かもしれません。どんどん新しいことにも挑戦することが大切です。
ただし過去への尊敬と周囲との調和は忘れないでください。
タグ:ビジネス・経営者