kmで知られる東京最大手のタクシー・ハイヤー・バス事業を統括する会社“国際自動車”
大正9年に創業され、2020年には100周年を迎える。
そんな歴史のある会社にも、苦闘の時代があった。
2009年から2年間、一部事業所で事業の取り消しの行政処分を受けた。
事業経営に大きな打撃となった。
本日のスゴい人は、“ピンチを、チャンスに”の言葉通り苦い経験を活かし、会社を業界のリーディングカンパニーとして再び蘇らせた。
彼が行っている変革とは何か?
2020年世界が注目をする日本のタクシーの“おもてなし”とは?
さあ・・・国際自動車株式会社 代表取締役社長 藤森健悦様の登場です!
『若いホスピタリティの力で、東京の変革を!』
私は高校卒業後、銀行に就職しました。
当時は成果主義でしたから、足で稼ぐ営業で地元を隈なく回り結果を出しました。
支店長時代には、預金を「集める」のではなく「集まる」方法を徹底して追求しました。
幸い上司からは「すべてを君に任せるから、自由にやってくれ!」と言われ、その言葉に背中を押され私は発想の翼を自由に広げ、新しい施策を実行し、自然に預金が集まるようにすることができました。
銀行を退職し、国際自動車に入社してからもその考えは変わっていません。
ドライバーも「集める」ではなく「集まる」会社にすることが私の使命だと考えてきました。
タクシー業界は慢性的なドライバー不足です。
高齢化も深刻な問題になっています。
サービス業としてお客さまに質の高いサービスを提供できているとは言い難いのも実情です。
業界のイメージが悪く、人が集まりづらくなっている理由はここにあります。
こんな状況を何とかして変革したい、絶対に変えようとしているのが、私どもの挑戦です。
お客さまがタクシーをご利用してくださるときはお困りになっているときです。
そうしたお客さまのお役に立たせていただける尊い仕事であることをもっともっと若い方に知ってもらい、タクシー業界のイメージを一変させ、若い力で業界の社会的評価を向上させたい。
こんな強い想いを、新卒の皆さんに赤裸々に訴え続けています。
中途採用に加え5年前から業界で初めて新卒採用に取り組み始め、今年は113名の大卒者がタクシードライバーとして入社してくれ、総勢170名となりました。
2020年には、東京は大きく変わります。
この170名と、これから入社してくる若い人財が核となって、世界に“東京のタクシーのおもてなし”を誇りを持って発信してくれると信じています。
外国語の話せる750名のタクシードライバーも更なる教育の充実と採用の強化により倍増させていく計画です。
私たちのモットー『ホスピタリティ・ドライビングkm?お客さまの笑顔を 私たちの喜びとして』を明るく、さわやかに実践してくれる彼ら彼女らの姿が、私の目に浮かびます。
お客さまへの“感謝”を起点として、若い社員とともに私たち先輩社員も変革に挑戦していきます。
『ありがとうございます。私たちはkmです!』
◆タクシーサービス kmグループ
https://www.km-group.co.jp/taxi/
※一部携帯では見られない可能性があります。
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