本日登場するスゴい人は、日本を代表する数々の有名アーティストの音楽プロデュースを手掛ける敏腕プロデューサー。
音楽プロデューサーの仕事とは、良いアーティストを見つけてくる事とそのアーティストにあった育成方法を考えること。
「考えたものが形になった時が一番楽しい。
その作品が世の中に出た瞬間の周りの反応がプロデューサー冥利に尽きる」と彼は語る。
しかしその一方で「レコードは90%くらいが失敗する」と言う。
そんな厳しい音楽業界で、30年以上もの間ヒットを生み出し続けている秘訣とは?
さあ・・・音楽プロデューサー 田村充義様の登場です!
「空気を読み過ぎないこと」
我々の世代は音楽の発展と共にあって、音楽の変化の過程をずっと体験している世代なんです。
普段の生活の中で身近に音楽を感じながら育ったので、20歳になっていざ将来をどうしようと考えた時に漠然とですがマスコミかレコード会社かなと思い、レコード会社を受け、入社しました。
最初の頃は新人ですから、アレコレやりたいと言っても「まだ若いから」と言われて上手くいかない事もありました。
当然、先輩は何も教えてくれないので、スタジオに行っても隅っこで先輩のレコーディングを見ているだけでした。
自分なりに何となく分析をしながら自分のやる事はどんな事なんだろうと考えて楽しんでいたので、苦ではなかったですね。
ある時、作った作品がオンエアされた時に、歌詞に対するクレームが来て会社中大変な事になったことがありました。
それからは、何の制限もなく自由にできるモノなんてなくて規制の中で最善を尽くす事が当たり前の事だと考えて、うまく行かない時には自分の考え方が良くないのだと思って修正しました。
皆さんの助けの中で作品を作っていくので、自分だけでなく皆が気持ちよく仕事をできる正しい道を探していきました。
そうは言っても、なるべく新しく刺激的なものをやっていく事が面白いと思っているので、常にチャレンジ精神で臨んでいます。
音楽は変わっていくものなので、例えばアーティスト像を一つ作ってもそれで20年も続かないんですよ。
ずっと同じことをやっていては長く続かないので、今あるものの幅を広げたり、目線を変えたり、長くもつために時代と合わせることを僕なりにやってきました。
何年も前の曲を今の人達が聞いてもカッコイイと感じてくれるためには、こういった工夫が必要なのだと僕は思っています。
そして、空気を読みすぎない事ですよね。
この世界では面白いモノを作れた人の勝ちなので、多少のお行儀の良さは必要でしょうけど、遠慮せずに自分の道を進んでいくことが大切だと思います。
◆株式会社ケイハイブ内 田村制作所
http://khive.co.jp/
◆la BIG3
「ぽちゃティブ?BodyもHeartもグラマラス?」
https://www.youtube.com/watch?v=Nmdf4BjdbdE