本日登場するスゴい人は、ロゴマークを専門に扱うデザイン会社を立ち上げ、創業からわずか8年で1万社の受注を達成させたスゴい人。
彼の原点は小中学生時代。
勉強も運動も面白さも突出するものが無く、自分の存在価値を認められない少年だったという。
そんな彼が自信を持ったのは高校時代。
自身の偏差値よりも15も低い高校に入学し、成績学年トップクラス、更にサッカー部のレギュラーになった事が自信となった。
自信を持った彼は行動にも変化が起き、大学は難関国立大学に入学。
高校時代に始めたバンド活動は社会人になってからも続き、大手レコード会社からデビューも果たしたが、CDの売れ行きが芳しくなくバンドは空中分解。
その時、彼が次の自己表現方法として選択したのが“起業”だった。
さあ…
株式会社ビズアップ
代表取締役
津久井将信様の登場です!
「表現することを怖れない」
商売をしている父の姿を見て子どもの頃から社長になるという夢があり、起業したいと思いながらも踏み出せずにいました。
そんな中、2006年5月に妻の妊娠が分かり、「今しかない!」と決意。
子どもが生まれた後の自分を想像したら、守りに入って絶対に起業できないと思ったのです。
「子どもが生まれるまでに食えるようにならなければ会社員に戻る」と妻に約束して起業の準備を始めました。
長男が私に起業させてくれたのだと、今でも感謝しています。
まだ事業内容も決まっていなかったので、経験のあるデザイン関係で自分の得意なマーケティングを活かせる分野を検討した結果、当時まだマーケティングが浸透していなかったロゴマークにたどり着きました。
自分がお客様の立場だったら、欲しくない物にはお金を払いたくない。
また、デザイナーは作った物に対して必ず報酬が欲しい。
だからこそ、デザイナーが絶対にやりたがらない無料提案にした結果、それがお客様に支持されて受注数は順調に伸びました。
創業から比較的順調でしたが、2012年に窮地に追い込まれました。
今思えば、会社の成長に私の器が追いついていなかったのかもしれません。
社員に対して厳しすぎたのか、営業担当社員がデザイナーへの支払いはしていたのに、お客さまに請求していなかった金額がウン百万円もあることがわかり、そのトラブルが元で退職してしまい、その対応に追われるうちにロゴの受注数も激減。
この時は一瞬「もう終わりかな」と思いましたが、残っていた社員が「僕がやります!絶対に大丈夫です!」と力を貸してくれました。彼の言葉には救われました。
それから社員への接し方を見直し、日報の制度を作って、社員のうまく行っていることを褒め、感謝のコメントを返すようにしました。
すると業績は瞬く間に回復し、今では当時の倍の売上を出せるようになりました。
窮地に追い込まれなければ気付けなかった事に気付かされて、経営者として鍛えられ、自分の器を少し大きくすることができました。今では辞めた社員達にも感謝しています。
ロゴマークは会社の顔になりますので、やりがいも責任も大きい仕事だと思っています。
お客様の8割はインターネットからのお申込で、コミュニケーションは電話とメールがメインですが、見えないお客様にも1対1でしっかりと向き合い、会えるお客様にはできるだけ会いに行くなど、お客様により満足して頂けるように心がけています。
◆株式会社ビズアップ
https://www.biz-up.biz/
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