本日登場するスゴい人は、1991年より25年にわたり「生命のコンサート」の公演を続ける、DPI・NGO国連クラシックライブ協会を立ち上げたスゴい人。
同コンサートでは、「赤毛のアン」「青い地球は誰のもの」「サウンドオブミュージック」「ウエストサイドストーリー」など多数の作品を、国内外で多い時には年間30公演以上も行っている。
彼女がこの活動を通じて目指している事とは。
さあ
DPI・NGO国連クラシックライブ協会
(国連クラシックライブ協会) 理事長
小池雅代様の登場です!
「世界の子どもたちのために」
私は音楽大学を卒業後講師をしていましたが、1989年から「女性のためのセミナー」シリーズを行い、大好評となりました。
このセミナーでは、オペラなどの作品から、女性の生き方、人を愛することの素晴らしさ、そして命の大切さについて講義していました。
セミナーから派生して、シンガポールでの公演を行うことになり、シンガポールに39人のメンバーが自費で行き、シンガポール大学の学生と共演し、その収益を現地の老人施設に寄付しました。
この時、準国賓待遇での訪問だったため、公演後日本人墓地を訪問することとなりました。
お墓が並ぶ場所の隅に、女性の名前と年齢の書かれた小さな札がいくつも立っている場所があるのに気づき、「これは何ですか」とたずねると、戦時中に貧しくて海外に売られてしまった娘たちの墓だと聞いて衝撃を受けました。
彼女たちの気持ちを考えると、日本に帰りたかっただろうなと思い、生命の大切さを伝える生命のコンサートを始めるきっかけとなりました。
シンガポール公演が新聞記事になり、それを見た波多野元国連大使からの依頼もあり、最初は読売新聞社との共催で「アンネの日記」を上演し、大好評に終わりました。
収益金をユニセフに寄付すると、「こんな素晴らしいコンサートを1回で辞めるの?」と言われて、翌年には英語公演も含め、6会場27公演を実施しました。
当時は若かったし、無謀だったというか、勇気があったというのか、出演者を探すために大使館を訪問したり、主催・共催して頂ける企業を訪問したり、とにかくこの公演のために色々なところへ行って応援をお願いしていました。
これまでに25年間にわたり国内外で公演をしてきましたが、応援してくださる方々や、手伝いたいといってくれる優秀な人に恵まれたのだと感謝しています。
私の活動の原動力は、シンガポールでお墓を見て衝撃を受けたことと、英語公演の際に出会ったベトナムの孤児の女の子から「たとえ血のつながりが無くても親子になれる」と聞いた事でした。
世界中の子どもたちが、売られることなどなく、等しく教育を受けられる世界を目指し、今後も活動を続けます。
今はチベットの孤児院であるマンジュシュリーの支援をしながら、UNHCRへの寄附なども行っています。
今年も、3月、5月と上演が決まっています。
来年はカナダ、NY、キューバでも公演をしたいと考えています。
まずは一人でも多くの人に知って頂き、観に来て頂けたら嬉しいです。
◆DPI・NGO国連クラシックライブ協会
http://www.classiclive-un.org/
◆国連クラシックライブ協会Facebookページ
https://www.facebook.com/classiclive.un
◆赤毛のアンお稽古日記
http://blog.goo.ne.jp/classiclive-un
◆G7・伊勢志摩サミット 「持続可能な地球の次の15年のために。」
プレ公演:ミュージカル “青い地球は誰のもの”
2016年5月21日 会場:サントリーホール ブルーローズホール
◆音楽劇 「赤毛のアン」 25周年公演
2016年10月21?23日会場:東京国際フォーラム ホールC