小規模なビール醸造所で造られている“クラフトビール”
近年日本でも「クラフトビールブーム」が起こり、愛好家が増えている。
本日は国内最大手のクラフトビールメーカー“株式会社ヤッホーブルーイング”を率いるスゴい人が登場する。
彼は創業者で親会社である星野リゾートの代表・星野佳路氏から会社を任され、2008年に代表取締役社長に就任。
同社の看板製品「よなよなエール」は日本初の缶のクラフトビール。
その他にも「東京ブラック」「水曜日のネコ」「インドの青鬼」など、味も名前もパッケージも個性的なビールを展開し、人気を博している。
しかし、一時は倒産の危機に瀕していたという。
どのようにしてピンチを乗り越えたのだろうか。
さあ…
株式会社ヤッホーブルーイング
代表取締役社長
井手直行様の登場です!
「ビールに味を!人生に幸せを!」
高専卒業後5年勤めた後、理想をもって転職した先で理想と現実のギャップを知り、7か月で退職。
その後バイクに乗って一人で4、5か月間国内を旅していました。
一人で走っていても、ライダーがやってきて一緒に走ったり、お金が無いので川で魚を釣り、野宿をしていると地元の人がご飯をくれたりお風呂を貸してくれたり、見ず知らずの人が優しくしてくれました。
この時に「“自然”と“人”が好きだという」2つの大事な気づきを得ました。
その後、軽井沢の広告代理店に入社し、星野(佳路:星野リゾート代表)と出会いました。
3年勤めて退職する時に、星野から「新しくビール事業を始めるから来ないか」と言われ、星野に興味があり、お酒全般が好き、家から近いという理由で当社に営業職で入社しました。
当時は地ビールブームの真っただ中。
“よなよなエール”は日本初の缶入り地ビールで価格も比較的安かったため、営業に行けば売れていました。
最初の3年間は好調でしたが、地ビールは「高い・味が個性的すぎる・おいしくないものがある」と敬遠されるようになり、売り上げは激減。
8年間赤字が続き、倒産の危機に追い込まれました。
売上が悪いと士気も下がり、社員は半分まで減り、あちこちで互いの陰口を言い、社内の雰囲気は最悪でした。
ある時星野に「もうこの会社はダメだと思います」と泣きながら訴えると、「諦めるのはまだ早い。とことんやって、ダメだったら会社をたたんで二人で釣りをしよう」と言われました。
星野は釣りをしないのに、私が釣り好きなのでこう言ったのでしょう。
私はこの時、尊敬する経営者の星野がまだ諦めていない事に衝撃を受け、「とことんやっていい」と言われて目が覚めて、星野について行って、人生をビールに捧げようと腹を括りました。
色々な方法を試した末、最後の賭けで2004年秋にネット通販を始めると、とてもよく売れたのです。
お店には置いてもらえなくても、全国に点在していたお客様に直接製品を届けられるようになり、それから11年連続増収増益。
営業をしなくても、ネットでの売れ行きを知った販売店さんから入れたいと言っていただけるようになりました。
今後は2020年までに、どこに行ってもクラフトビールを飲めるように、私たちが中心となって日本のビール文化を変えていきます。
「ビールに味を!人生に幸せを!」という当社のミッションに則り、個性を楽しむビール文化を日本に広めます。
◆コーポレートサイト
http://yohobrewing.com/
◆WEB店舗 よなよなの里 本店
http://yonasato.com/
◆WEB店舗 よなよなの里 楽天市場店
http://www.rakuten.co.jp/yonayona/
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