本日登場するスゴい人は、『女性自身』の編集長として発行部数147万部という新記録を樹立したスゴい人。
彼の記録は今もなお、破られていない。
彼は東京外国語大学ロシア語学科を卒業後、光文社に入社。
文芸誌での実績から、31歳という若さで『女性自身』の編集長に抜擢された。
39歳で3人の仲間と祥伝社を立ち上げ、55歳で独立し、株式会社ウーマンウェーブを設立。
シリーズ40万部を超えるベストセラーとなった『女がわからないでメシが食えるか』を始め『男の運命は35歳で決まる』など200冊以上を執筆。
2013年にはきずな出版を設立し、新人の出版にも力を注いでいる。
さあ…
きずな出版
代表取締役社長
櫻井秀勲様の登場です!
「言葉は力、言葉はぬくもり、言葉はきずな」
私は7人兄弟の末子として生まれました。
父は早くに亡くなりましたので、母一人で私たちを育てていて、戦争になると母と姉と私だけが家に残ることになりました。
女性雑誌を読み、女性と接する時間が長いという環境で、自然と女性心理が分かるようになりました。
私が大学生の頃は、同級生は日々反米運動に明け暮れていましたが、私は小説を書いていましたので、お前は行かなくて良いと言われ、毎日国会図書館に通って本を読み、小説を書いていました。
というのも、私は15歳の時に皮膚病の治療のために行った温泉で偶然太宰治と出会い、「君は出版社に入りなさい」と言われ、以降小説を読み書きするようになり、周りの皆も応援してくれていたのです。
大学を卒業後は光文社に入社し、小説とマンガの編集者になりました。
信心深い母の影響もあり、私は若い頃から午前2時に外へ出て澄んだ空気を吸って集中力を高める習慣があったせいか、直感力が人よりも鋭く、顔を見れば相手の才能が分かるのです。
また、他の編集者以上に作家と仲良くなり、兄弟のような関係になるため、松本清張や、やなせたかしを見つけ、世に送り出すことができました。
ある時、『女性自身』の編集長交代の話があがり、私が女性に詳しく、売れる作家に強く、あまり寝なくても大丈夫だという理由から、三代目編集長に選ばれました。
売上部数を伸ばすために、とにかく他誌が持っていない情報を記事にしました。度胸は人一倍ありましたね。
週刊誌は“つり天井”と言われますが、1月、4月末、8月の年3回のピークを作るために特ダネを揃え、世間をあっと驚かせる記事を送り出すのです。
私が編集長をしていた頃の147万部という記録は今も破られていませんが、むしろ毎号の平均を「120万部にする」と決めていました。
その後、仲間と祥伝社を立ち上げましたが、54歳で独立を決意。
松本清張から「自分で本を書いた方が良い」と言われ、出版社からも声がかかり『女がわからないでメシが食えるか』を出版するとたちまちベストセラーになり、55歳から今日までに200冊を出版してきました。
最新作は『人脈につながるマナーの常識』です。
書きたいことは沢山ありますので、今後も書き続けます。
3年前にきずな出版を設立しました。
設立の目的は30?40代のスゴい人達を見つけたい。そういう人の為の出版社でありたい。
次代を背負う社員たちが、その想いを受け継いでくれたら良いと思っています。
◆きずな出版
http://www.kizuna-pub.jp/
◆最新著書『人脈につながるマナーの常識』
http://www.amazon.co.jp/dp/4907072554
◆ブログ「櫻井秀勲の目」
http://ameblo.jp/sakuweb/
タグ:ビジネス・経営者