本日登場するスゴい人は、結婚式の1.5次会・二次会をはじめとするパーティーのプロデュースを行う会社を立ち上げたスゴい人!
もともと彼が経営する飲食店の売上を伸ばすために始めた二次会から生まれた事業だったが、会場の選定から内容のプロデュース、当日の運営までをトータルサポートする独自のサービスでたちまち大人気に。
12期目を迎えた現在、年間のプロデュース件数は4000件を超え、提携飲食店は700店舗以上に及ぶ。
さあ…
株式会社オーセモーション・プロダクツ
代表取締役社長
伊賀松和幸様の登場です!
「情理」
飲食店をやりたかったものの、サラリーマン時代のボーナスを全額貯金して貯めた300万円では足りず、資金を増やすために起こした事業で失敗。700万円の借金を抱えてしまいました。
借金取りに追われ、借金を返せる気もせず、復活するイメージを持てなくて自殺しようと考えたこともありました。
何もやる気がしなくて、半年の間、毎日朝から晩まで家でゲームをして過ごす日々の中、知人から「六本木で店を始めるから料理を手伝ってくれないか」と声がかかりました。
お店に行って働いてみると、働けることがものすごく嬉しくて、料理をしながら涙が出ました。本当に感謝しています。
半年ほど経つとお客さんもついてくれて、自分で切り盛りしたいと上司に申し出ると、「来月の売上を2倍にしたら任せてやる」と言われ、翌月2倍の売上を出し、店を任せてもらいました。
ある日の夕方、知人の店から100人くらい人が出てくるのを不思議に思って尋ねると、結婚式の二次会だというのです。
初めて二次会というものを知り、うちでもやろうと研究を始めました。
飲食店は“待ち”のビジネスですが、二次会は一つの商品を買って頂くようなもの。差別化をしないと選ばれません。
PCでのゲーム作成や音響など、スタッフの得意な事を活かしたサービスをつけて差別化し、営業の経験も活きて次々に予約が入り、半年後には都内で一番になりました。
二次会事業に可能性を感じて更にサービスを追求していると、色々な店からパーティー担当者が勉強に来るようになりました。
しかしゲーム作成などは飲食店の仕事ではないため教えても同じようには出来ず、お客様を紹介しても営業の経験が無いので成約にならないのです。
私は店を部下に任せ、自分は他の店をまわってパーティーの営業の代行を始め、これが好評だったのでビジネスになると思い、新たに会社を立ち上げました。
単にお店を紹介するだけでなく、お問い合わせの電話応対から店舗内覧、打ち合わせ、当日の運営補助までを飲食店に代わって行い、旅行代理店の人がホテルを紹介するような、コンシェルジュのような役割をしています。
もともと目指していたわけではなく、必要があったからここに来た、という感じですね。
最初の頃は何度か会社がつぶれそうになったこともありましたが、辞めたいと思ったことは一度もありません。
今後は更に年間1万件、2万件と件数を増やすと同時に、ゲームや余興のパーティーコンテンツを充実させて、時代のニーズに応えたプロデュースをしていきたいです。
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