尼口友厚|Eコマース界のカリスマコンサルと呼ばれるスゴい人！

Eコマース界のカリスマコンサルと呼ばれるスゴい人！

本日登場するスゴい人は、Eコマース（電子商取引）界のカリスマコンサルと呼ばれるスゴい人！
彼は2003年に株式会社ネットコンシェルジェを創業。
数々の大手企業のEコマースのコンサルティングを請け負い、毎日アメリカの最新Eコマースを紹介する月間アクセス10万以上のブログでも有名な会社。

そして今年（2016年）3月、事業刷新に伴い社名を「カート株式会社」に変更。
現在、彼は次なる挑戦の場所として「完全手数料無料のショッピングモール」を手がけている。
なんと、クレジットカード決済の手数料も無料という世界初の挑戦。
なぜ、彼は挑戦し続けるのか？

さあ…
カート株式会社
CEO
尼口友厚様の登場です！

「倒れるまでやりきる」

高校生の時、大好きだった女性にフラれ、自分なんていなくなってしまえ！と自暴自棄になった。
しかし、人生は一度きり。
どうせなら好きなことを徹底的にやろうと思い、当時大好きだったブラックミュージックを追求してアメリカに渡った。
この頃、秋葉原で買ったファミコンカセットをニューヨークで売り、そのお金でニューヨークの有名ブランドのTシャツを買い、ヤフオクで売っていた。
さらにはそのお金を使って、デザイナーさんと組んでTシャツを作って売った。
ところが実家の事業が倒産し、日本に戻らざるを得なくなった。
凝り性な僕は、今度は自分でTシャツのデザインをしたくなり、デジタルハリウッドに入学した。

ここで、WEBに出会った。
学校内での発表の時、流行っていたFlashを使ってただただかっこいいWEBサイトを、と思って作った作品が優秀賞に選ばれ、WEBデザイナーになった。
デザイナーになって一番楽しかった仕事はECサイト、つまりネットショップのデザインだった。
デザイン次第で物の売れ方が変わるのが面白かった。
それを学びに、当時最高の人材が集まっていた「キノトロープ」に入社し、がむしゃらに働いた。
1年半経った時、社長から子会社を立ち上げてみろと言われ、「ネットコンシェルジェ」という会社を立ち上げた。

はじめは好きなECサイトのデザインばかりをやっていた。
1年もやっていると、デザインだけでなく、システム開発やマーケティングも一緒に考えたほうがより売れると分かり、まとめて請け負うようになった。
すると今度はコンサルティングの仕事が入ってきた。
目の前のお客様のECサイト1つ1つの売上を丁寧に上げていったら、気づけば複数の大手企業とコンサルティング契約を結ぶようになっていた。

僕は最近極真空手を始めたが、初日に白目をむいて倒れた。
思い返せば、僕の人生は何事も倒れるまでやりきってきた。
そうでなければ、僕のようなごくごく普通の人間がうまくいくわけがない。

今、倒れるほど真剣に取り組んでいるのは、“Cart”というEコマースのプラットフォーム。
小さな会社や名もない個人の商品でも、本当に良い物が売れる仕組みをつくっている。
どうせやるなら、業界に衝撃を与えるレベルでやろう！と、手数料は完全無料にした。
カート使用料はもちろん、クレジット決済の手数料も完全無料。
これは、世界初の試みだろう。
このサービスに全てのエネルギーを集中させるために、コンサル業務も辞めた。
Cartを通じて本当に良いモノや、丁寧にモノづくりをしている日本の会社にもっと陽が当たるようにしたい。
これは、僕が倒れるまでやる理由でもあり、やりたい理由だ。

◆Cart?手数料完全無料ショッピングモール?
https://cart.st/biz

2016-07-06

取材：只石昌幸

タグ：ビジネス・経営者