無農薬栽培オーガニックコットンが日本に広がるきっかけ生んだスゴい人!
NHKの人気番組“プロフェッショナル 仕事の流儀”で彼女を知った人も多いでしょう。
日本にオーガニックコットンを広めた女性。
開拓者には、あらゆる試練や課題が降りかかってくる。
しかし、それにも負けず、使命感をもって突き進んだからこそ今、当たり前のように、僕らはその商品を手にすることができる。
開拓者とは? 諦めない心とは?
さあ・・・株式会社アバンティ代表取締役 渡邊智恵子様の登場です!
「生まれ育った原風景が紡ぎだす」
生まれはオホーツク海に面した北海道。
斜里岳に向かう1本道の先に家があったの。
毎朝その寂しい1本道を歩いて登校。
誰もいない早朝手を温めながらオルガンを弾いたり、時間があると劇場の切符売り場の下にひとり座って外に漏れる音だけ聞いていたの。
暗い女の子ね。
でも小学4年生、両親が離婚し釧路に転地したら180度性格が変わって、我が家が友達のたまり場。
徒党を組んで誰もやらない事を率先してやったわ。
就職は週休2日制で英文経理が出来るタスコジャパン(光学機器を取り扱う会社)を受けたの。
だけど1人の枠に100人が応募。
絶対に入りたいから、毎日決まりましたか?と電話したわ。
最終選考は28歳の経験者と未経験の私の2名。
社長から分が悪いと言われたが無理矢理再度面接をしてもらい、前任者の女性がこんなにやりたいと言ってるんだからやらせてあげたらどうですか?
この一言で繋がったの
それから仕事に専念し、35歳までには5つの会社の役員をやると公言したの。
アバンティは33歳の時に作った関連会社。
タスコジャパンでは副社長、アバンティでは社長。
アバンティを自立させたいと思ったからタスコジャパンを退職したの。
そんな時オーガニックコットンを輸入して欲しいとの依頼。
訳が分からない。来るもんは拒まず! それが今のスタート。
生きているだけで人に迷惑をかけ、環境に迷惑を掛けているでしょ。
だったら出来るだけ人にも環境にも迷惑を掛けないものをやりたいじゃない。
白い雪と枯れたヨシの枝が風にピッ、ピッ、ピッと揺れているのが、子供の頃の原風景。
コットン畑に似てるでしょ。だからオーガニックコットンの奥深さに惹かれ飽きないのかな。
インポートするだけでも良かったんだけど、追求して追及して最終的に本筋を見たくファーマーの所まで行った。
世の中同じ情報が流れていて、気づく=その人の使命だと思うの。
この素人がこれをやるというのは、使命と思わない限りなかなか大変。
オーガニックコットンを広めていくのは間違いなく自分の使命だと思っているわ。
2011-02-03
取材:櫻井智之
タグ:ビジネス・経営者
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