普通の水泳部員だった高校1年生の時に経験した、男だけのシンクロナイズド・スイミング=“ウォーターボーイズ”を文化祭でやるという機会。
彼は“ウォーターボーイズ”の魅力の虜になり、高校3年の夏には、フジテレビ主催の全国高校ウォーターボーイズ選手権で3位を獲得。
自分自身でやると決めて、仲間と共に昼夜を問わず優勝に向けてものを作ることに全力を注いだ初めての体験。その体験に生まれてはじめて身体を震わせて泣いた。自分のした体験をもっとたくさんの人にして欲しい。
そんな想いに突き動かされ、ウォーターボーイズをさらに進化させたエンターテインメントをつくり、誰もが触れることのできるボーイズシンクロを文化にすることを標榜して“ボーイズシンクロエンターテインメントチーム”iNDIGO BLUEを結成した。彼のボーイズシンクロにかける想いとは?
さあ・・・株式会社iNDIGO BLUE代表、平澤慎也様の登場です!
「ボーイズシンクロを文化として広めたい」
最初は起業という感覚ではなかったですね。高校を卒業したら“ウォーターボーイズ”ができる場所もないし、無いなら作るという感覚でした。
実際に始めてみたら、自分がいかに守られて色々な人の支えの中で活動していたかを実感しました。
初めは信用もなく、若い僕らのチームにプール使用許可を頂くことさえ難しかったです。イベントを無償で行うにしても「前例がないからできない」という答えばかりでした。今までに自治体経営・企業経営問わず屋内プール4000件近くに電話をかけ続けてきました。
最初は無償、有償に関わらず何でもやっていましたね。苦しかったです、活動資金で200万くらい借金もありました。だけど、旗揚げチームのメンバーが力を貸してくれて全員一丸となってiNDIGO BLUEを作り上げてくれたと、心から感謝しています。
2011年のあるライブの後、一人の女性が僕らに送ってくれた言葉。「諦めていた声優の夢にもう一度挑戦しようと思います。」
僕自身の人生がシンクロによって大きく変わったように、僕のアクションが他の人の人生を変えた瞬間を眼の当たりにして、心底嬉しく思いました。
彼女の言葉はまさにぼくの思う感動の定義、「感じて」「動く」ことそのものでした。
そして、お客さん一人ひとりの自分を変える、一歩踏み出すエネルギーとのシンクロ空間をつくることこそがiNDIGO BLUEの存在価値なのだと改めて感じています。
その言葉の後押しもあり、2011年10月3日に起業をしました。これまでのチームでの活動に加え、今はまさに「シンクロを文化にする」という使命を実現するためにそれを事業として成立させていくことに日々向き合って、行動しています。
前例がない故に当たる壁もありますが、周りの方の支えもあり、成果を重ねていけるように一歩一歩変わってきています。
iNDIGO BLUEは、シンクロに誰もが親しめる文化をつくること、そこに今までなかった体験・感情・空間をボーイズシンクロエンターテインメントでつくりだしていきます。
僕という個人がiNDIGO BLUEを通してみんなに伝えたいこと。それは、「自分が大好きなことを仕事にする」ということです。
本当に自分の大好きなことに取り組むならば、今の、まだ力の足りない自分を超える力が湧いてきます。そして、自分を助けてくれる仲間が必ず見つかります。
大好きなことを仕事に出来ず悩んでいる人たちにとってのブレークスルーモデルに。その想いで、僕は日々仕事に取り組んでいます。
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