本日登場するスゴい人は、プラネタリウムで映し出される星の数の常識を変えたプラネタリウム・クリエーター。
彼の開発した「MEGASTAR(メガスター)」シリーズは、1998年当時一般のプラネタリウムの投影星数が9,000個程度だったところ、投影星数170万個で人々を驚かせた。
その後も更に進化を続け、2008年に発表したSUPER MEGASTAR-IIでは投影星数2200万個を誇る。
更に、家庭用のプラネタリウム「HOMESTAR(ホームスター)」の開発や各地でのプラネタリウムイベント開催など、プラネタリウムの普及にも力を注ぐ。
さあ・・・有限会社大平技研 代表取締役/プラネタリウム・クリエーター 大平貴之様の登場です!
「人間は可能は証明できるが不可能は証明できない」
子どもの頃はとにかく科学実験がしたくて、学校の勉強もせずに実験ばかりしていたので、親から科学実験禁止令が出たことがありましたね。
プラネタリウムづくりは小学生の頃から始めて、大学時代には「できる限り立派なレンズ式プラネタリウムを作る」という目標を立てました。
自分の知り得る知識でできる方法で製作しますが、製作過程には必ず小さな失敗があります。
その失敗から学び、少しずつ知識や経験がステップアップするので、出来上がる頃には自分にとってそれはもう時代遅れになってしまっていて、「こうしたらどうだろう?もっとこうしたい」と、どんどん目標が高く変わっていくのです。
とにかく夢中で、溢れんばかりのモチベーションで取り組んでいましたね。
ただ、高校生くらいになると、文化祭での発表など期限に間に合わせる責任が生まれ、それまで趣味でやっていたものに義務感が生まれて、うまく進まないこともありました。
でも、プラネタリウムは天文学の他、光学、メカ、電気、ソフトなど様々な技術を組み合わせてできる物なので、1つのテーマがうまく行かない時は、切り替えて別のテーマに取り組むことで、常に気持ちの新鮮さを保つことができました。
どうして100万個もの星を映し出すMEGASTARを作ることができたのかとよく聞かれますが、それは僕にとっては当たり前で、初めからできると思って取り組んでいました。
テレビやカメラの解像度が上がっていくのと同じように、プラネタリウムの星の数が増えるのも当然の進化の流れだと思うのです。
ただ、今はなぜ既存のプラネタリウムメーカーがそれをやらなかったのかもわかります。
肉眼で見える9,000個の星が見えれば、みんな十分満足で、プラネタリウムはそういう物だという概念が定着していた。
今あるニーズ以上のものを頑張って作っても、利益を得られるかはわからないし、企業にはそれをする必要性がなかったのだと思うのです。
僕は個人だから、技術さえ身につければ全ての決定権は自分にあった。
だからMEGASTARができたのだと思います。
ドーム型の天井でなくても家庭や商業施設で手軽にプラネタリウム映像を投影できる新型小型機「MEGASTAR-Jr.(メガスタージュニア)」を開発したので、今後は、皆さんにもっと身近に星空を楽しんでもらえるようにしたいですね。
◆大平技研オフィシャルHP
http://www.megastar.jp/
◆大平技研オフィシャルFB
https://www.facebook.com/pages/Megastar-メガスター-Ohira-Tech-Ltd-有限会社-大平技研-/1397245330523507
◆11/7?12/25 【イベント】
『サウンド・プラネタリウム2014』@銀座ソニービル8F OPUS
http://www.megastar.jp/news/201410/221314.php
◆11/9 【公演】
野村萬斎×大平貴之 MANSAI◎解体新書「森羅万象?日常と非日常とのテレポーテーション?」
@世田谷パブリックシアター
http://www.megastar.jp/news/201409/111943.php
◆11/20-24 【MEGASTAR】博多ライトアップウォーク
http://hakata-light.jp/
◆11/19 【講演】
「長崎県ものづくりテクノフェア2014」
@シーハットおおむらメインアリーナ ※参加自由
http://www.megastar.jp/news/201410/171050.php
◆11月初旬配信予定【ニコ動】
「やまだひさしのやまちゃんねる」
http://ch.nicovideo.jp/yamachannel/video
◆11/2 【講演】明石工業高等専門学校 明石高専祭 ※参加自由
http://actfesta.com/blogs
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