体脂肪計シェア世界No.1のタニタが、タニタの社員食堂レシピをまとめて出版した。
この本は、なんとシリーズ累計売上425万部を超え、健康的にダイエットが成功すると今話題のレシピ本と言えよう。
その大ベストセラーとなったタニタ社員食堂自体を作ったスゴい人が本日登場です。
以前は赤字だったタニタを世界No.1企業に成長させた。
彼が大事にしている信条とは?
さあ・・・株式会社タニタ総合研究所代表取締役所長 谷田大輔様の登場です!
「因己」
※己(おのれ)が因(もと)
自分の親が今のタニタの創業者でした。
5人兄弟の4男である私は、大学を卒業して大阪の金属鋳造法のひとつであるダイカストのメーカーに丁稚奉公に出されました。
この会社の新規事業部に配属されたのが最初の仕事でした。
当時の会社は、事業方針として新規事業を立ち上げていました。
その時の部長からダイカストを使う商品と企業名を教えてもらい、その企業に何度もアタックしました。
そして、1年と2ヶ月で新規事業部の売上が10倍になりました。
その後タニタに入社しました。体重計の販路の構築をし、1%だったシェアを25%に伸ばし、関連商品の企画をつくり、シェアを35%に引き上げ業界No.1にするなど、会社を成長させることができました。
この実績を父親が評価し、副社長に就任することができました。
しかし、この時期のタニタは赤字でした。
さっそく、3つあった事業を1つに集約させました。
それが、体重計の市場でした。
知り合いの医者にヒアリングし続け、「体重が多いのを肥満と言わず、脂肪が多いのが肥満」といった知識をはじめ、健康には体重よりも、体脂肪のほうが大事だということがわかりました。
そして、世界初の体脂肪計をタニタブランドで出したのです。
今、タニタは体重計ビジネスから健康ビジネスにコンセプトを移行していて、新しい尿糖計や睡眠計などを出しています。
そして、ベストセラーにもなったタニタ食堂も構築しました。
世界一になる!
そう、決めて業界を全て調べ、世界一のために製造、販売、開発の優先事項を決めています。
今は、タニタを卒業して、今までの実績を評価されて、コンサルタント業務をさせてもらっておりますが、基本、赤字会社のコンサルにおいては圧倒的な結果を出しはじめ、2社が上場への取り組みを始めています。
他社と同じことをやめ自社の商品に何か新しい技術やコンセプトをつければ、必ず、道は開かれます。
すべては、己に原因があるのです。
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