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元宝塚歌劇団花組の男役。
在団中の芸名は、矢吹翔(やぶき しょう)。
宝塚ファンなら、この名前を聞くだけで誰もが知っている、元タカラジェンヌ。
宝塚音楽学校の入学試験の倍率は平均20倍ほど。
東の東大、西の宝塚と言われるほどの狭き門を通過し、入学後の厳しい学校生活を経て、ようやく宝塚歌劇団の一員として舞台に立つことができる。
大半が入団から7年ほどで卒業するという宝塚歌劇団に19年も在籍して現役で活躍を続け、その後進んだメイクアップアーティストの世界でも、トップアーティストとして活躍している。
現在は多数のアーティストや芸能人のメイクの他、宝塚のポスターのメイクも手掛ける。
さあ…
ヘアー&メイクアップアーティスト
CHIHARU様の登場です!
「仕事は愛と気合い」
私は幼い頃から美しいものが好きだったようで、3歳の頃には母親の指輪をしてハイヒールを履いて鏡の前でポーズを決めていたそうです。
そして、「ベルサイユのばら」という美しい漫画に出会い、のめりこみました。
毎週新しい漫画が出るのが楽しみで、何度も何度も、擦り切れるまで読みふけっていました。
運命の出会いは小学校2年生の時。
宝塚の「ベルサイユのばら」を近くの劇場でやることを知り、母に観たいと頼み込んだところ、連れて行ってくれました。
私は舞台を観終わった時、決めたのです。
「よし、宝塚になろう」
「入ろう」じゃないんですよ(笑)
とにかく、宝塚の舞台に立つ人になりたかった。
翌日から両親に頼み込んでお稽古事をさせてもらって、多い時は8つくらい掛け持ちしていました。
そして、15歳の最初のチャレンジで、私は宝塚音楽学校に合格しました。
小学校2年生のあの日から、1日も欠かさず見続けていた夢の世界についに入る事ができたのです。
1年目は厳しくて地獄のような日々で、人生でこれほど辛いことはありませんでした。
しかし、決意しました。
“人生は長い。たった1年耐えれば、その後の人生は何とでもなる!”
ほぼ、気合いでした(笑)
宝塚歌劇団に入ってからも辛いことはたくさんありましたが、私は本当に好きなことをさせてもらえているので、感謝しています。
大半の人が7年位で卒業するところ、19年間も在籍させていただきました。
宝塚は、すべてのヘアメイクを自分でやります。
そのため、私はメイクアップアーティストという職業があることすら、知りませんでした。
しかしある時、美容雑誌でメイクアップアーティストという職業を知りました。
私は舞台に立ち続けながら、自分で自分のメイクをして、同期のメイクを手伝ったりしていたので、直感的にメイクアップアーティストこそが天職だと思いました。
そして、“次はメイクアップアーティストの世界でナンバーワンになる”と決めたのです。
幼い頃からの目標で、私を育ててくれた宝塚。
今、私は宝塚に少しでも恩返しをしたい。
メイクは、技術もテクニックも大事だけど、それ以上に大事な事はその人の個性をどう引き出し、欠点をいかにさりげなく消すか。
個性こそ、宝です。
私はメイクを通じて、世界中の人々の素晴らしい個性を引き出したいと思っています。
◆GINGER特別編集 CHIHARU式美顔造形メイク
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◆CHIHARU Officialブログ
http://ameblo.jp/chiharu-diary0426/